「え!?これもアウトなの!?」セクハラの事例を知って言動を見直そう
- 2017/07/13
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セクハラは身近な存在
セクシャルハラスメントとは「性的嫌がらせ」を指す言葉です。
1990年代にはセクハラ面接やセクハラ事件が問題になり、1997年の雇用機会均等法の改正では性的嫌がらせへの配慮が追加されました。
そして、2007年の改正では範囲が大幅に拡大され、男性へのセクハラも配慮の対象になっています。
もしかしたら、毎日悪気なく行っていることが、セクハラ行為にあたる人もいるかもしれません。
セクハラ問題は相手の心を深く傷つけ、異動や解雇、賠償請求にも発展します。
これから紹介するセクハラに該当する事例を参考にして、言動の見直しに役立てていただけたら幸いです。
環境型のセクハラ
≪嫌がる職員を無視して、卑猥な画像をパソコンの壁紙に使い続ける≫
卑猥な写真、画像、動画などを職場で閲覧したり、周囲に見える状態にすることはセクハラにあたる行為です。
スポーツ新聞によくあるHな記事を見えるように広げるのも、セクハラに問われる恐れがあります。
≪露出度が高い服装で働いている≫
男性も女性も注意したいのが、性的な主張が強い服装です。
明確な決まりはないものの、不快に感じる服装はセクハラにあたる可能性があります。
対価型のセクハラ
≪腰や胸を触った際に抵抗され、その腹いせに部署の異動を命じた≫
≪セックスを拒否した女性職員を解雇した≫
自分の立場を利用して性的な行為をしようとした際に、拒まれたからといって相手に人事異動や減給、解雇などの不利益を与えるのも、立派なセクハラ行為なので注意しましょう。
発言型のセクハラ
≪「臭いからあっちに行け」と命じる≫
性的な意味合いがなくても、精神的に辛い思いをさせるとセクハラとみなされることがあります。
≪「巨乳だね」など身体的な特徴を指摘する≫
これはわかりやすい例ですが、性生活や私生活の異性関係など性的な表現がある発言もセクハラにあたる場合があります。
嫌がっているのを楽しんで、性的な発言を繰り返すのはやめましょう。
≪「女のくせに」「男らしくしろ」≫
男女差別にあたる発言もセクハラに該当します。
身体接触型のセクハラ
お尻、脚、胸などの体を触る行為は、ご存じの通りセクハラです。
立派な犯罪行為でもあるため、損害賠償請求に発展する可能性があります。
被害者が退職してから裁判を起こす傾向があるので、「あいつは会社をやめたから大丈夫だろう」と安心してはいけません。
あなたは大丈夫?
冒頭でも触れたように、同性間の性的な嫌がらせもセクハラ行為にあたります。
こちらは可愛がっているつもりでも、相手にとっては苦痛以外の何物でもないというケースもあるので、冗談でも性的な嫌がらせを行ってはいけません。
セクハラは泣き寝入りが多いと言われていますが、証拠や証人がなくても状況証拠が揃っていれば裁判で認められる事例もあり、「自分は大丈夫だろう」と過信するのは危険です。
「嫌ならそう言えばいいじゃないか」といった自己中心的な考えは危険であり、言動を改めなければ周囲に迷惑をかけ続けることになります。
相手と自分の人生を考えて、思いやりのある言動を心掛けましょう。