善か悪か?!40代以上の肉体改造は人工甘味料に気をつけるべき?
- 2018/03/16
- ボディメイク
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人工甘味料は体重を増やす?
まず大前提として、ダイエットに役立つ甘味料として市販されているもののうち、エリスリトールやキシリトール等は正確には「人工」ではありません。それぞれ天然の糖アルコールや植物性の糖質であって人工的に合成されたものではないんですね。ただ、今回の記事では「砂糖とは違う物」という意味で便宜的に人工甘味料扱いにしておきたいと思います。
さて、ここしばらく人工甘味料についてはネガティブなニュースや話題を目にする機会がとても多くなっています。ある調査では人工甘味料を使った人の方が体脂肪が増える傾向があることも分かっています。
人工甘味料の存在意義とは、そもそもカロリーが普通の砂糖と比較して「超」が付く程低く、体脂肪が増えにくいというものだったはずです。
では一体どうして、人工甘味料を摂取している人の多くが、そうでない人と比べて太りやすいという調査結果になってしまったのでしょうか。
太る秘密は体と脳の混乱にアリ?
我々の体は甘い物を食べると血糖値が上がります。これが普通の反応ですね。脳やその他の様々な臓器、器官は「甘さ」に対しては血糖値が上昇するものという大前提を持って動作しているのです。
ところが人工甘味料を摂取しても血糖値はほとんど上がりません。インスリンも分泌されませんし体を動かすエネルギーも増加しません。
体は甘い物が体内に入ってきた瞬間から、エネルギーが増加することを見込んで活動レベルを引き上げようとしていますから、当然パニックを起こしてしまうのです。
期待していた物が入ってこなかった体はより一層激しく食べ物を求め始めます。この時の空腹感に耐えきれず、結果的にたくさんの量を食べるようになってしまう(食欲が増進してしまう)ため、人工甘味料を摂取している人は体脂肪が増えやすくなってしまうのです。
カロリー管理している人は問題無し!
つまり、日々の摂取カロリーや摂取栄養素の量をなんとなく自分の感覚だけで決めている人の場合は人工甘味料を使うことによって食べ過ぎとなってしまう可能性が高いと言えます。
しかし、カロリー量をカウントしている人にとっては問題無し。数字と理屈で栄養素の量を把握できていれば人工甘味料によって食欲が増すこともほとんど無いですし、きちんとコントロール出来るはずなのです。
そもそもマジメにボディメイクを成功させようとするならば、とにかく頭を使った方が格段に楽になります。何も考えずにただひたすら摂取カロリーを下げる、食べ物の量をカットするというのは、その方が楽に思えますが実は茨の道です。
食べ物の種類や栄養素の量、特徴を正しく認識した上でパズルのピースを組み合わせるかの如く計画的に一日の食事内容を構成する方が絶対的に体に対する負担が減りますし筋肉量の低下も防ぐことができます。
摂取したカロリーや栄養素の量を数字として把握し記録することは、どこか遠くの目的地へと出かける際に地図やカーナビを使うのと同じ事なのです。
その他の人工甘味料の注意点!
人工甘味料における危険性はいくつか論文などで指摘されていますが、その中でも最も有名なのが「スクラロースから有毒ガスが発生する」というものでしょう。ただ、このスクラロースからのガス発生はスクラロースを138度以上で加熱した場合の話しであり、プロテインやその他のサプリメントに混ぜて飲む場合は何も問題はありません。オーブン調理や揚げ物にスクラロースを混ぜなければそれで大丈夫です。
ただ、アステルパームという人工甘味料については「鬱病を誘発する」という調査結果もあり特に高齢者についてはそれが顕著であるという研究結果も発表されています。
アステルパームと精神疾患の明確な因果関係は明らかとなっていませんが、我々オヤジ世代としてもとりあえずアステルパームにだけは注意すべきかもしれません。