電気ビリビリEMSは筋トレじゃなくて回復に役立つ?

  • 2017/12/25
  • ボディメイク
  • 1459view
  • 加藤薩樹
タグ
  • 筋トレ
  • トレーニング
  • ボディケア
  • 筋トレ
  • 筋肉
  • 身体

装着するだけで腹筋バキバキ?!

装着するだけで腹筋バキバキ?!

某海外サッカー選手が広告塔となっている事でも有名なEMS器具。電気がビリビリするパッドを腹筋に装着し、筋肉を痙攣させることで辛い腹筋運動をしなくとも腹がバキバキに割れるというのがその謳い文句となっています。

類似品を含め、多くの商品が販売されていますね。ネット上の口コミや評判を見ると
「すごい腹筋がびくびくして効いている気がします!」とか
「刺激がこれまでの商品とは別次元の強さです!」といった高い評価が並んでいるのですが、「本当に腹筋が割れました」という結果報告的な口コミはほとんど見ることができません。不思議ですね。

さて、そんなEMSですが使い方によっては筋トレに役立たせることも可能なのです。今回はEMS器具の価値を引き出すための本当の利用方法について解説していきましょう。

そもそもEMSって何なのさ

そもそもEMSって何なのさ

まずはEMSの基礎的な知識について紹介しておきましょう。筋肉は電気信号によって収縮と伸展を繰り返します。通常は意識して脳からそのような命令を筋肉へと送るわけですが、その脳の代わりにEMSが信号を筋肉へと伝えてくれるわけです。筋肉は動かせば動かすほど鍛えられるわけですから、EMSは楽に体が鍛えられる夢の器具ではないかと期待されていたというわけです。

しかし、理学療法士や整形外科医によると、筋力が強化されるには漸進性の原則に則った大きな負荷を筋肉に掛け続けるしか方法はなく、負荷の調整が難しいEMSでは筋肉を大きく発達させるのは困難だとされているのです。

ただその半面、EMSには痛みを取り除いたり、筋肉の回復を促す効果があるという実験結果が複数報告されています。実際に本格的なトレーニングの現場でEMSが使われることはまずありませんが、その一方で理学療法などでEMSは立派に活用されているのです。

 

EMSは筋肉の回復に役立つ

EMSは筋肉の回復に役立つ

EMSによって伝えられる「MNES(神経節電気刺激)」には怪我で損傷した筋肉を素早く修復する効果が見込まれています。EMSを使うと装着部位の血流量がアップしますから、これによって破壊された組織の意回復力が強まるわけです。

また、トレーニングや競技スポーツの試合によって筋肉に蓄積した乳酸等の老廃物が排出されるスピードをアップしてくれる可能性があるのです。これこそまさにEMSの筋肉収縮による大きな効果です。EMSは徹底的に疲労した肉体に使用することでコンディションアップの手助けをしてくれるのです。

EMSを個人使用する際は、その日ハードにトレーニングにした部位を痛みを感じない程度に刺激するのが良いでしょう。EMSそのもので筋肉を鍛えるのではなく、コンディションの維持や回復目的使うのが正解なのです。

 

割れた腹筋への最速ルートとは

割れた腹筋への最速ルートとは

というわけでEMSを装着してさえいれば家で寝っ転がってスマホいりじならがスナック菓子を食べていても腹筋が割れる、なんてことはないのです。EMSは使い方によっては筋トレの役に立つ存在ではありますが、単体で肉体改造をスピーディーに進められるような代物ではありません。

割れた腹筋になぜ多くの人が魅力を感じるのか。それは手に入れることが非常に難しい物だと本能的に悟っているからです。簡単に手に入る物には人間は価値を感じません。

割れた腹筋を手にするためにはまずは体脂肪を減らすこと。そして腹筋のトレーニングをしつこくしつこく実施することです。

王道かつ最短ルート。これが割れた腹筋の最も効率的な作り方です。ガックリしてしまった人もいるかもしれませんが、腹筋を割るのに才能は必要ありません。運不運もありません。そう考えれば非常にフェアなフィールドの上で皆が同じように頑張ることができるわけです。

まずは日々の生活の中で変えられる部分からちょっとずつ変えていきましょう。そして筋疲労の回復にEMSは利用してみましょう。

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
up 加藤薩樹
加藤薩樹

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ