足を見て今すぐに確認したい粉吹き

今年の冬は冷えるといわれていますが、湿度にも注意が必要です。雨の日こそ、空気が潤っているものの、暖房の使用によっては空気が乾燥しますし、晴れの日であればすでに湿度が下がっています。

寒さや湿度の低下で気を付けたいのは、肌の粉吹きです。ヤジアップ世代の男性であれば、ぜひ足の肌をチェックしてみてください。肌が細かく割れていたり白い粉が出ていたりしませんか。実は、この粉吹きは40代以降に出やすい症状で、去年までは気にならなかった人でも、突如できてしまうことがあります。

粉吹きは、一般的に足に出やすいといわれていますが、男性の場合、顔も注意が必要です。顔は常に外気にさらされており、乾燥しやすくなっています。この粉吹きの下人は、寒さと肌の乾燥です。白い粉は剥がれ落ちようとしている肌細胞なのです。もちろん、肌はターンオーバーによって、生まれ変わってはいますが、今の時期の粉吹きはターンオーバーだけに影響されず、また、見た目も悪いのが特徴なのです。

皮膚科かセルフケアか

女性と男性とを比較すると、男性の方が粉吹きが目立ちます。これは、女性と男性のスキンケアの差ともいえます。スキンケアはけっして女性だけのものではありません。男性にとっても必要なのです。ただし、厄介なのは、かゆみを伴うような重度な粉吹きの場合です。このようなときには、もはやセルフケアは通用せず、皮膚科で診察を受け、薬を処方してもらいましょう。自分で対処しようとすると、かえって状態を悪くしてしまいます。

今はまだ、冬の入口なので、すでに症状が出ている人も軽度である場合やまだ症状が出ていない人であれば、すぐにでもケアを始めることをお勧めします。ケアの方法は主に洗顔と保湿と栄養の3つに分かれます。

セルフケアの方法

すでに気温が下がっていることから、入浴の際にお湯の温度を上げている方も多いと思います。せっかくお風呂に入るのであれば、温まらなくては意味がないですし、実際、多くの疾患の予防になる冷え性対策でも入浴は重要となっています。

ただ、残念なのが、入浴後ほど肌が乾燥する瞬間はありません。とくに、顔の肌はデリケートなので、お湯の温度による乾燥についても考える必要があります。なかなか辛いかもしれませんが、顔だけは水で洗った方が肌のためには良いのです。そして、洗ったあとにはすばやく保湿が必要になるので、入浴の途中で顔を洗うことを避け、最後に回すと良いでしょう。

そして、保湿はセラミドや尿素入りの保湿クリームなどを脱衣所に置いておいて、顔を拭いたらすぐに付けるようにしましょう。もちろん、体のケアも同じです。

体の外側を潤したら、次は内側です。食事で肌の乾燥対策をするのであれば、ビタミン類をしっかり摂りましょう。また、食事だけではなく間食も大切です。例えば、アーモンドは肌に良い栄養が詰まっているので、素焼きのものを1日に10粒程度食べると良いでしょう。