「潮吹き」の正体は？「おもらし」と違うの？

アダルトビデオを見ていると、女優が快楽のあまりピュッピュッとクジラや貝のように潮を吹いている場面があります。男性にとっては興奮するところですが、一方で「俺の彼女は潮を吹いたことがないぞ」とか「こんなに多く吹いたことはないぞ」と思うのではないでしょうか。

潮吹きを「おもらし」と一緒にする男性もいますが厳密に言えば別物です。確かにアダルトビデオでは多量に潮を吹かせた方が興奮させられるので尿を漏らしていますが、潮吹きの液体は「スキーン腺液」と言って尿とは成分や性質が異なります。

潮を吹くメカニズムとGスポット

女性の体は膣の中にある「Gスポット」と呼ばれる性感帯を刺激されると「愛液」を分泌します。本来は男性を受け入れやすいように膣内を潤すものですが、一部は尿道へと染み出します。尿道の容量を超えると潮になって溢れてくるのです。女性の力の入れ方によってジワっとこぼれてくる場合もあれば、勢いよく噴出する場合もあります。

なぜ愛液が尿道まで染み出して潮吹きになるのか、詳しいメカニズムは分かっていません。ただしオーガズムで潮を吹くわけではないので、訓練次第でタイミングや回数をコントロールできるようになります。女性のうち6割以上が潮吹き未経験ですが、そのうち8割が体験してみたいと考えています。オヤジにとっては腕の見せ所でしょう。

オヤジが潮を吹かせるためにできること

けれどもアダルトビデオの真似をして激しく指を動かしても、女性は痛いだけで潮吹きどころではありません。そもそも潮吹きはいきなりできるものではなく、入念な前戯とテクニックが必要です。

まずは彼女を仰向けに寝かせたら、胸とクリトリス、Gスポットなど感じるところを指や舌、大人のオモチャを使って愛撫します。ローターやバイブ、電マ（ハンディータイプの電動マッサージ器）があると便利です。Gスポットは膣に人差し指を第2関節あたりまで入れた時、第1関節を腹側に折り曲げると指の腹が当たる辺りにあります。他の部分よりもザラついた感触です。

Gスポットを刺激する時はクリトリスと同様、激しく指を動かしてこするのではなく、優しく撫でたり軽くノックする要領で押したりします。快楽が高まってくると次第に膨らんでくるはずです。そのうち尿意を我慢できなくなるので、そのタイミングで潮を吹かせます。

最初のうちはうまくいかない場合がほとんどです。Gスポットの刺激を気持ちいいと感じられず、時間をかけているうちに膣内も乾いてしまいます。男性は気長に取り組むしかありません。逆に開発できれば指ではなく挿入で潮を吹かせるのも夢ではないでしょう。

彼女が安心して潮吹きできるように

潮を吹かせる時は膣内に指を入れるので、爪を切るのはもちろん、やすりをかけて滑らかにしましょう。手は石鹸で洗い綺麗な状態にしておきます。彼女に負担をかけないためにも痛がるならそこで止めます。時にはどこが感じるか確認しながら進めた方が良いでしょう。

また潮を吹く行為は尿意が伴うので、彼女は「おもらしするのではないか」という不安を抱えています。あらかじめバスタオルや防水シーツを敷くなどして、おもらしでも潮吹きでも安心してできる環境を整えてあげましょう。バスルームでするのも効果的です。