法律上の不倫はどこから?セックスしてなければセーフって本当?
- 2017/03/22
- モテ
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法律上の不倫とは?
不倫をされている人もしている人も、法律上の「不倫の基準」が気になるところだと思います。
不倫という言葉そのものは非常に曖昧で、「キスをしたら」と言う人もいれば、「二人きりで出かけたら不倫だ!」と言う人もいます。
しかし、法律上の定義があやふやだと、親密な関係ではないのに訴えられて慰謝料を支払わされる人が出てきてしまいますよね。
「法律上の不倫」とは一体何なのでしょうか?
「不貞行為」があったかどうか
「キスしたらアウト」「セックスしたら賠償請求できる」など、民法上もはっきりとした基準がありません。
ですが、多くの場合は「不貞行為」の有無で判断されている傾向があるようです。
そもそも不貞行為とは?
家庭裁判所での離婚申し立ての動機で最も多いのは「性格の不一致」で、次に多いのが「不貞行為」と言われています。
配偶者の
不貞行為とは、
「配偶者のある者が、自由な意思にもとづいて配偶者以外の異性と性的関係をもつこと」。
引用元:守口門真総合法律事務所
つまり、セックスをしたら法律上の不倫に該当します。
酒に酔った勢いでセックスしてしまったケース
「相手に特別な気持ちはないけど、酒の勢いで体の関係を持ってしまった…」
遊び慣れている人ならよくある話ですが、これもれっきとした不貞行為です。
1回限りの関係であっても、不貞行為にあたります。
セックスしたけど不倫にならないケース
「自由な意思にもとづいてセックスしたかどうか」が重要です。
脅された場合やレイプされた場合は「自由な意思」でセックスしたとは言えません。
配偶者がいるのに異性を脅してセックスした場合は不貞行為とみなされます。
夫婦関係が破綻しているケース
夫婦関係が破綻している時に異性と性的関係を持った場合は、不貞行為に該当しません。
「夫婦関係が破綻している」というのは、客観的に見ても夫婦関係を修復できない状態です。
修復の見込みがある不仲や家庭内別居は破綻しているとは言えません。
肉体関係がなくても不倫になるケース
法律上、不貞行為の有無が大きな基準になるのは確かですが、でもだからといって「セックスをしていないからセーフ」とはなりません。
肉体関係がなくてもデートを重ねていたら、夫婦関係の平穏を侵害しているも同然です。
不倫で法的責任を問われる根拠は、
・夫婦一方が相手方に対して有する貞操権の侵害
・平穏な夫婦関係の破壊
なので、セックスをしていなくても法律上の不倫になる可能性があります。
不倫されたら相手が拒否しても離婚できる
自分の配偶者に不倫されて「離婚したい」となった時、不倫した配偶者が離婚を拒否しても法定では強制的に離婚を成立させることができます。
ただし、協議離婚や調停離婚では、不倫した配偶者が離婚を拒否している限り、離婚はできないことになっています。
不倫した配偶者と不倫相手に慰謝料を請求できる
不倫した配偶者はもちろん、条件を満たしていれば不倫相手にも慰謝料を請求できます。
このように、不倫と判断されるケースでは多くの場合「不貞行為」の有無が焦点になりますが、プラトニックな関係でも不倫になる可能性があるため、まずは置かれている状況を洗い出す必要があります。
「セックスしてないからセーフ」と言って遊びまくっていると、大変なことになるかもしれません…!