野球の「5ツール」って何のこと?
- 2019/03/05
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「5ツールプレイヤー」ってどんな選手?
野球には、「5ツールプレイヤー」と呼ばれている選手が存在しています。
ただこの5ツール、聞いたことはあっても何のことなのかはわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは5ツールの説明、そして5ツールプレーヤーと呼ばれている選手をご紹介したいと思います。
5ツールの内容
5ツールプレイヤーは、主にメジャーリーグで使われている野球用語です。
5ツールの内容は、「hitting for average」「hitting for power」「baserunning skills and speed」「fielding ability」「throwing ability」。
日本風にすると「巧打」「長打」「走塁」「守備」「肩」となります。
つまり5ツールプレイヤーとは打率が残せて、ホームランもあって、足が速くて、守備が上手くて、肩が強い。
打撃でも、走塁でも、守備でも主役になり得る選手。
そのような万能選手のことを指します。
これら5ツールの要素は、どれか1つでも持っていれば大きな武器。
その全てが揃っているわけですから当然ながらチームにとっては大きな戦力となり、そしてそのような選手は稀にしか出てきません。
5ツールプレイヤー
「巧打」「長打」「走塁」「守備」「肩」が揃った5ツールプレイヤー。
そんな栄えある5ツールプレイヤーと呼ばれた選手を一部ご紹介します。
・松井稼頭央
昨年限りで引退をした松井稼頭央選手。
西武からメジャー、そして楽天でもプレーをしていた選手ですが特に輝いていたのは海を渡る前の西武時代。
スイッチヒッターとしては史上初のトリプルスリーも記録し、また守備や肩も高いレベルであった頃から5ツールプレイヤーとして認知をされていました。
守備の重要度が高い、ショートであった点も大きなポイント。
現在は西武で二軍監督をしており、後進を育成しています。
・糸井嘉男
日本ハム、オリックス、そして現在は阪神でプレーをしている糸井嘉男選手。
「超人」とも呼ばれるほどの高い身体能力を持ち、全てのプレーでファンを魅了している選手です。
元々は投手としてプロの世界に飛び込んできて選手ですが、20代半ばでの転向でここまでの選手になったのは驚異的。
年齢や故障からか現在は守備範囲に陰りがありますが、それでも他の4ツールは今でも健在。
まだまだ現役を続けられそうです。
・柳田悠岐
ソフトバンクでプレーをしている柳田悠岐選手。
その豪快なフルスイングで打球を遥か遠くに飛ばし、2015年にはトリプルスリーもマーク。
2015年からは、出塁率・長打率・OPSにおいて4年連続でリーグトップの数字を記録しています。
守りでもゴールデングラブ賞を4度獲得しており、球界を代表する選手となっています。
また同じく5ツールプレイヤーと呼ばれた糸井選手とは自主トレを共にするなど仲が良く、「バケモン」と評されています。
・バリー・ボンズ
メジャーリーグのレジェンド、バリー・ボンズ選手。
その通算成績は打率.298、762本塁打、514盗塁。
特に本塁打の数はメジャーでも歴代最高記録となります。
そのようなとてつもない得点能力を持ちながら、ゴールデングラブも8度受賞。
薬物によるスキャンダルもありましたが、それでも史上最高レベルの選手であることは間違いないでしょう。
全てが備わった選手
いかがでしたか?
このように5ツールは「巧打」「長打」「走塁」「守備」「肩」のことを指し、そしてそれら全てが備わった選手が5ツールプレイヤーと呼ばれています。
5ツールプレイヤーはどのプレーにおいても華があり、グラウンド上での存在感は抜群です。
もうすぐ開幕する2019年ペナントレース。
果たして今年は、新たな5ツールプレイヤーが現れるのか。
スターは何人居ても困らないだけに、登場を期待したい所です。