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第53回スーパーボウルで露呈した、アメリカの分断

  • 2019/02/18
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記録的な視聴率の低さ!「第53回スーパーボウル」

記録的な視聴率の低さ!「第53回スーパーボウル」
現地時間2月3日、アメリカ最大のスポーツイベント「第53回スーパーボウル」が華々しく開催されました。試合結果は13-3でペイトリオッツの勝利、ラムズを下してNFLチャンピオンに輝いたのですが、視聴率は暫定で44.9%、2009年の42.1%以来の低さを記録してしまったといいます。

まれに見るロースコアで試合が退屈だったからとか、大学バスケットのトーナメントと重なったからとか、オンラインでの視聴が増えたからとか、いろいろと要因は取りざたされているのですが、そのひとつにされてしまったのがハーフタイムショウを務めた「マルーン5」。USAトゥデイ紙には「可もなく不可もないパフォーマンス、このイベントに対してこれでいいのか?」といわれてしまうわ、AP通信には「退屈、眠気、取るに足らない」とバッサリいかれてしまうわ、Youtubeでは「good」の評価がが9.9万に対して「bad」が69万、かつてないほどの酷評をあびてしまったのです。

 

そもそも、ケチが付きっぱなしだったスーパーボウル

今年のハーフタイムショウといいますか、現在のNFLについては、もともとケチがつきっぱなしでした。発端になったのが2016年、サンフランシスコ・49ersの元クオーターバック、コリン・キャパニック選手が国歌斉唱の際に起立しなかったという事件。アフロアメリカンに対する度重なる警察の暴力に抗議したものだったのですが、これに大いに反応したのがドナルド・トランプ大統領、「アメリカ国旗に対して不敬な態度をとるクソ野郎は解雇しろ」とコメント、アメリカを二分する論争に発展してしまったのです。

その後、キャパニック選手は2017年にチームとの契約を終了するも、新たに契約を交わすチームは現れず、NFLにより干された状態になってしまいました。現在のNFLはアフロアメリカンの多くを敵に回した状態になっているのです。

 

決して悪くなかった、マルーン5のパフォーマンス

さてそんな中、今回のスーパーボウルは開催されたのですが、おこなわれたのはジョージア州アトランタ。アフロアメリカンの比率が高いこともあり、NFLは最初、ヒップホップ系のアーティストにオファーしたといいます。しかしキャパニック選手の件もあり、多くが出演を拒否、そこでマルーン5に白羽の矢が立ちました。

マルーン5はグラミー賞を3回獲得し、トータルセールス1億1,000万枚を誇るビッグバンド、騒動も収まったかに見えましたが、今度はマルーン5のファンからもハーフタイムショウへの出演を取りやめるよう嘆願する署名が7万5,000通も集まってしまう。まさに逆風の中のスタートとなりました。

そして肝心のショウなのですが、誰もが知るヒット曲を演奏した堂々たるもの。アトランタ出身の人気ラッパー、トラビス・スコット氏とビッグ・ボーイ氏も登場し共演。見せ場も十分にあったと思うのですが、冒頭でお伝えしたとおり、酷評が浴びせられてしまいました。確かにスポンジ・ボブはいらなかったと犬助も思いましたが、Youtubeの「bad」が69万はいいすぎだと思うのです。

 

今のアメリカに必要なのは、マイケル・ジャクソンだ

ならば、今回のスーパーボウルのハーフタイムショウとして誰がふさわしかったのか?
そこで私、アントニオ犬助が思い出したのは1993年のマイケル・ジャクソン氏。ステージにただ立っているだけなのに、どんどん上がっていくオーディエンスのボルテージといい、ダンスといい、ヒットチューンといい、さすがスーパースター。観返してみると画像も荒いですし、セットもしょぼいものですが、それでも圧巻の一言。いまだに、ハーフタイムショウのベスト・パフォーマンスといわれるのもうなずけるのです。

中でも白眉は「ブラック・アンド・ホワイト」。黒人と白人、そして全世界人々の連帯を訴えた名曲は、今年のスーパーボウルにこそふさわしかったのではないかと、しばし考えてしまいました。トランプ大統領の就任以来、明らかになったアメリカの分断を埋めるのは、あのマルーン5ですら荷が重かった。マイケル・ジャクソン氏が必要になるぐらい、深刻なものといえるのです。

 

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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