稀勢の里は荒磯親方に!大相撲で親方になる方法や条件は?
- 2019/01/29
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引退の稀勢の里は荒磯親方に!
ついに、稀勢の里が引退となってしまいました。日本人力士久々の横綱とあって、期待されていただけに残念です。そんな稀勢の里ですが、引退とともに年寄「荒磯」の襲名も承認されています。
そのため、これから稀勢の里は荒磯親方として、後進の指導にあたるのです。そこで気になるのが、親方になるための方法や条件についてです。今回は、大相撲で親方になる方法や条件について紹介していきます。
親方になる方法は2つ
大相撲で親方になる方法は2つあります。それは、「年寄名跡(俗に言う年寄株)」を取得する方法と「一代年寄」となる方法の2つです。年寄名跡を取得するのが、一般的な親方になる方法となっています。ただし、年寄名跡の定員は105と数が決まっており、誰もが親方になれるわけではありません。
一代年寄の襲名は、特別に認められた大横綱にのみ認められるものです。一説では、優勝20回以上する必要があるとされています。実際に、これまで「大鵬」「北の湖」「千代の富士」「貴乃花」の4名しか認められていません。ただ、千代の富士は一代年寄を辞退しています。
そのため、大相撲で親方になる方法としては、年寄名跡を取得するのが一般的なのです。ちなみに、稀勢の里が取得した年寄名跡は「荒磯」です。
親方になるための条件は?
大相撲で親方になるためには、年寄名跡の取得が必要となります。年寄名跡の取得には、条件があります。まずは、日本国籍を持っていることです。そして、それ以外にも下記のいずれかの条件を満たす必要があるのです。
(1)小結以上の在位で1場所以上
(2)幕内通算20場所以上
(3)幕内・十両を通算30場所以上
とは言え、これを満たしていれば取得できるわけではありません。年寄名跡は105と定員が決まっているため、条件を満たしているからといって、親方になれるわけではないのです。
すでに年寄名跡を取得している現役力士は?
稀勢の里は、現役時代から「荒磯」の年寄名跡を取得していました。そのため、引退とともに、「荒磯」の襲名も承認されたのです。そこで気になるのが、他にも現役力士で年寄名跡を取得いる力士はいるのかでしょう。
実は、意外と現役力士の中には年寄名跡を取得している力士がいます。まずは、稀勢の里と幾度となく激戦を繰り広げた琴奨菊は、年寄名跡「秀ノ山」を取得しています。また、ベテランの安美錦は「安治川」、栃煌山は「清見潟」の年寄名跡を取得しているのです。
他にも、豪風が「押尾川」、嘉風が「中村」、勢が「春日山」の年寄名跡を取得しています。このように、多くの現役力士がすでに年寄名跡を取得しているのです。
相撲部屋を新設することができるの?
大相撲で親方になる条件については、理解できたと思います。そこで気になるのが、相撲部屋を新設することができるのかです。
実は、相撲部屋を新設するためには、親方になるのとは別の条件があります。以下条件のいずれかを満たす必要があるのです。
(1)横綱・大関経験者
(2)三役で通算25場所以上
(3)幕内で通算60場所以上
つまり、横綱になった稀勢の里は相撲部屋を新設することが可能です。稀勢の里次第ですが、もしかしたら将来的に相撲部屋を新設するかもしれません。
大相撲の親方にも注目を!
今回は、大相撲で親方になる方法や条件を中心に紹介をしてきました。大相撲で親方になるためには、年寄名跡を取得する必要があります。稀勢の里は、すでに「荒磯」の年寄名跡を取得しているため、今後は親方として活動していくことになります。
残念ながら現役引退をしてしまった稀勢の里ですが、今後は弟子を育てていくことでしょう。きっと、稀勢の里は荒磯親方として、活躍することでしょう。今後も、親方となった稀勢の里に注目しましょう。