水一滴で、ウイスキーの香りが開く? 楽しみ方アレコレ

  • 2017/09/29
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ウイルキンソン、ヒット番付入り間違いなし

ウイルキンソン、ヒット番付入り間違いなし
毎年、日経が「ヒット商品番付」なるものを発表し話題を集めていますが、あれを見るたびに思うのが、犬助はトレンドからズレているということ。この感想は年を追うごとに強まるばかりで、これが加齢ということなんだなと、シミジミシてしまうことしきりなのです。

「しかし!! 今年は違うぞ」と大声で言いたいのが炭酸水の「ウイルキンソン」。
犬助は、あれを愛飲し続けて数年たちますが、今年になってテレビCMも盛んにやっていますし、今年は店頭での扱いからして大いに違う。

調べてみるとウイルキンソン、8年連続で2ケタ成長を継続中で、2007年に161万箱だった出荷量が、2016年には1,630万箱に到達したといいますから間違いなく大ヒット。
やっとトレンドが犬助に追いついた!! と、大喜びしているのです

 

ハイボールが炭酸水人気に火を付けた?!

このウイルキンソン、ヒットのきっかけはといえば、数年前の「ハイボールブーム」だったらしいですが、そもそもハイボールとはどのようにして生まれたかご存知でしょうか?

話によると発祥はイギリス、ゴルフのラウンド中に喉を潤すにはウイスキーではアルコールが強すぎると、炭酸水で割ったのが最初だといいます。
で、口当たりの良さに多くを飲みすぎたゴルファーの打球がギャラリーの頭をめがけて飛んできて「ハイボール!!」……どこまで、本当なんですかね?

 

ウイスキーの楽しみ方色々

ウイスキーの楽しみ方色々
さて、ウイスキーの楽しみ方には色々ありまして、近年ならばハイボール。男臭い西部劇ならば、ショットグラスでストレート。犬助なんぞは、ロックで溶けゆく氷とともにしみじみと味わうのが好きだったりするのです。

そして、ウイスキーには一家言を持つような方々に愛されているのが「トゥワイス・アップ」。
ウイスキーに常温の水を1:1で混ぜるだけという、非常にお気軽な飲み方なのですが、ウイスキー最大の魅力でもある香りを楽しむのに最適な方法ともされているのです。

まあセンスがない犬助にとって、トゥワイス・アップはぬるい水割りとしか思えません。
しかし、こだわる人は醸造所の近辺で採取される水を割り水にする、これを「マザーウォーター」と呼ぶそうです。

 

水を一滴垂らすという、そんな飲み方

水を一滴垂らすという、そんな飲み方
さてその昔、あまり得意ではない人と酒を飲む機会がありまして、犬助は酔うことが目的とばかりにウイスキーのダブルをロックでグイグイやっていたのです。
すると、その彼いわく「ダブルのロックをそんなペースで飲むのはもったいない」と、そして「例えばこんな飲み方もあるんだよ」といいながら「ウイスキーに水を一滴」とオーダーしたのです。

「こうすれば、ウイスキーの香りが開くんだ」
アイラモルトの正露丸のニオイが、そんなにありがたいのかねえ……と思いつつ、その日は酔いつぶれ、そんな記憶はすっかり忘れてしまっていたのです。

すると、先日目にした記事に「ウイスキーに少量の水を足すことで美味しくなることが、科学的に証明される」とあり、その昔の記憶が呼び起こされたのでした。

なんでもウイスキーの風味を司るグアイアルコールなるものが、少量の水で開放されるとか。
あの時の彼がオーダーした「水を一滴」というオーダーはキザでも何でもなく、理にかなったことだったのだ、と驚かされたのでした。

……でもねえ、犬助はやっぱりウイスキーはロックだと思うんですよ。まあ、好きに飲めばいいんですけれどね。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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