鹿島アントラーズが出場する「FIFAクラブ・ワールドカップ」をおさらい!
- 2018/11/23
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鹿島アントラーズに注目
日本を代表するクラブである鹿島アントラーズが、20冠目のタイトルとしてACL(アジアチャンピオンズリーグ)を制覇しました。
これでFIFAクラブ・ワールドカップのアジア代表となったのです。
FIFAクラブ・ワールドカップは、サッカー世界一のクラブを決める大会です。
ワールドカップは4年に1度の開催ですが、クラブ・ワールドカップは毎年、開催されています。
開催時期は12月上旬から下旬にかけての約10日間となっていますので、Jリーグの後の楽しみとしてサッカーファンには定番となっているものです。
その歴史
・1960年代
クラブとしての世界一を決める大会として1960年代から開催されていたのは、インターコンチネンタルカップです。
これはヨーロッパのクラブチャンピオンと南米のクラブチャンピオンがホームアンドアウェイ方式で2試合行うものでした。
つまりその他の地域のクラブは眼中になかったのです。
実際、今でも各大陸の代表が勢揃いして開催されていますが、決勝戦はほとんどヨーロッパ対南米の図式になっています。
・1981年~
それが治安上の理由などで1981年からトヨタカップとして第3国の日本で一発勝負の試合として開催されるようになりました。
・2000年~
世界のサッカー勢力図の広がりを背景にFIFAクラブ世界選手権として、現在のように各大陸連盟を代表する6クラブが参加する大会になりました。
第1回大会はブラジルで開催されましたが、第2回は運営会社が倒産して中止、その後もスポンサーが集まらず開催にはこぎつけられませんでした。
・2005年~
そこで別に開催が続いていたトヨタカップを取り込む形で再スタートしたのです。
開催国は2005年から2008年までは日本、2009年、2010年はUAE、2011年、2012年は日本、2013年、2014年はモロッコ、2015年、2016年は日本、2017年、2018年はUAEとなっています。
このように2年毎にアジア、アフリカのほぼ同じ国で持ち回りをするようになりました。
・2007年~
参加クラブに開催国枠が設けられました。
2016年に開催国枠で出場した鹿島アントラーズが、レアル・マドリードとも接戦を演じ準優勝して世界を驚かせたのは記憶に新しいところです。
準優勝経験のある鹿島アントラーズですが、2018年はアジア大陸王者としての初参加となる訳です。
・2021年~
FIFAはワールドカップ前年に開催されている大陸王者によるコンフェデレーションズカップが人気が無いため、その代わりにクラブ・ワールドカップを持ってくるようです。
これにより4年に1度の開催に変更され、開催時期も12月から6月へと変更になり、主要国のリーグ戦とのスケジュール調整が得られやすくなるのです。
今のところ2021年からの予定で参加クラブ数も24に増える見込みです。
その見どころ
・チームプレイ
サッカーはチーム要素の強い競技です。
代表で招集された選手が数日間の合宿でチームとして参加するワールドカップに比べると、各クラブで年中練習しているチームとしての完成度は遥かに高いものがあります。
微妙な動きのタイミングなどがピタリと合うのがサッカーの面白さでもありますが、これをより堪能するにはクラブ同士の試合だとも言われています。
・外国人選手
強いクラブには外国人選手が揃っているものです。
国の枠組みを超えた戦いが見られます。
中には対戦相手が自国の選手だっていることもありますが、それでもクラブの選手として全力でプレイする姿に国境を越えたスポーツの良さも感じられます。
・クラブ・ワールドカップのレベルの高さ
実際に客観的評価としては、ワールドカップ優勝国よりもヨーロッパのビッグクラブなどの方が強いのは当たり前ともされているのです。
それは各国を代表する選手を集め、普段からチームとしてのトレーニングもしているのですから、考えてもわかることでしょう。
背負っているものこそ国と言う大きなものにはかないませんが、ハイレベルなサッカーを堪能するにはクラブ・ワールドカップの充実は望まれるところなのです。