大谷メジャー新人王と各界の新人王事情
- 2018/11/15
- ライフスタイル・娯楽
- 296view
- スポーツ
- スポーツ
- プロ野球
- メジャー
- 海外
- 野球
祝・大谷翔平メジャー新人王獲得
二刀流でおなじみの大谷翔平選手が、アメリカメジャーリーグのアメリカンリーグ新人王を獲得したニュースに沸く日本の一部のオヤジたち。いや、大谷が凄い選手だということはわかっていたものの、新人王を獲るまでになるとは思っていなかったオヤジも少なくないでしょう。
直近では、ニューヨークヤンキースなどの応援にまわっているジャーナリズムからも、大谷で仕方ないという空気が流れていたとか。そこまでの大物になっている大谷ですが、まだまだ成長途上の怪物です。
ところで、メジャーの新人王を獲得した選手としては、大谷が日本人選手で4人目になるとのこと。そんなにいたとは驚きです。
まず、日本人メジャーリーガーのパイオニア的存在となっている野茂英雄さんが第1号。1995年のことで、ロサンゼルス・ドジャーズのピッチャーとして活躍していましたね。続いては、中央競馬のG1ホースを所有する佐々木主浩さんで、2000年に。投手以外では、2001年に3人目となったご存知イチローさんがいます。
この3人からは17年も間隔があったわけですが、これからどんどん続いて欲しいものです。
さて、この新人王というタイトルですが、メジャーリーグだけでなく、あらゆる競技に存在していることはご承知のとおりです。そこで、主だった競技の新人王について見ておきます。
まずは、日本のプロ野球から。最優秀新人というのが正式な名称です。セとパ両リーグで各1名が選出されますが、該当者がいないケースもあります。ちなみに、近年では新人王を獲得したからといって、知名度抜群の選手になれるわけでもないようです。
大谷選手は、日本では新人王を獲っていません。メジャーで活躍中の選手では、当時楽天の田中将大選手が新人王タイトル保持者として有名といえます。
各界の新人王とはどんなもの?
新人王はスポーツに限ったものではなく、競技によって扱いもさまざまです。メジャーリーグでもプロ野球でも、新人王になったからといって、直接的に莫大なお金をもらえるわけではありません。しかし、新人王のタイトル自体が競技に優勝して得られるタイプのものもあり、そこには名誉だけでなく金銭的なメリットも存在します。
・将棋の新人王
新人王戦が行われる将棋界では、本当の新人だけでなく、一定の若年棋士によってタイトルと賞金が争われています。今年は藤井七段が優勝。現在の新人王戦は、しんぶん赤旗と日本将棋連盟が主催しており、賞金がいくらなのかは公表されていないようです。
ただ、将棋と並ぶ存在である囲碁の新人王戦が200万円であることから、同じようなものであろうと考えられます。こちらの主催者にもしんぶん赤旗の名前があり、極端な差があるとも思えないためです。
・競輪の新人王
競輪では年末に新人王決定戦が開催されています。名称は「ヤンググランプリ」となっており、格付けはG2で、競輪では少数派である一発勝負のレースです。優勝本賞金は325万円ですが、ギャンブルレースだけあって、9着でも33万円が貰えます。この辺りはいわゆる新人王と異なるところです。
・競馬の新人王
競馬では騎手に新人王が存在します。ただし、中央と地方、さらに地方には複数の主催者がいる関係で、数種類の新人王のようなものが存在するといった方が妥当でしょう。ただ、こちらは純粋に新人を対象としている点が特徴です。
中央競馬では、JRA賞の最多勝利新人騎手が新人王と評価できるものといえます。最多勝であっても、3月1日付けの免許から年末までの最大10ヶ月で、30勝以上していなければ受賞対象になりません。
・ボートレースの新人王
ボートレースにも、実績に対する表彰としての新人王のようなものがあります。これは、モーターボート競走会が行う「最優秀新人選手」の表彰で、登録の翌年から3年以内の選手が対象です。完全な新人ではない点でJRA賞とは異なります。