トップアスリートは目のトレーニングを欠かさない
- 2018/09/28
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目力がスポーツを支える
アスリートに無くてはならないものは、その技術以前に体力や精神力があります。
大雑把に言って、そうやって三拍子揃えて来たアスリートの中でも抜きん出たトップアスリートはさらに目力が備わっています。
スポーツでは身体の筋肉を鍛えることも大切ですが、その筋肉をいかに動かすかの指示を出す脳の働きがベースにあってこそです。
目はその脳の一部がそのまま外の世界に繋がっているような器官なのですから、これを鍛えることこそがスポーツをするためのベースとなるのです。
例えば周りの情報が見えることで、差の出る競技にサッカーがあります。
かつて中田英寿選手が、フィールドの中で常に首を振り回していたのは有名です。
ボールを持っていてもいなくても、360度、周囲の状況をチェックしていたとまで言えるのです。
そんな目による情報収集能力の大切さとその鍛え方を学んでみるべきでしょう。
一瞬でどれだけ多くの情報を得られるか
サッカーで味方選手がGKと1対1になってシュートするかと思ってたら、自分にシュートのような速いパスが来てびっくりしてダイレクトシュートをしたけど案の定、外してしまったと言う話はよくあります。
その味方選手の動きがしっかり見えていれば、自分にボールが来ても慌てずに軽く足に当てるだけでゴールを挙げられたはずです。
サッカーだけでなくあらゆるスポーツの場面を想像しても、そのことは理解されます。
一瞬の判断の違いだけで勝負が決しやすいスポーツにおいては、目の能力は正しい判断の大きな手助けとなるのです。
「人は見かけが9割」と言われるように、目から入る情報の大きさは計り知れないものがあります。
そして入ってくる情報が多ければ、それらを処理する脳の判断力も鍛えられてしまうのです。
基礎トレーニングとして目を鍛えること
視力検査で視力が良くなればそれで良いと言うものでもありません。
アーチェリーのような例外もありますが、せいぜい1.0くらいもあれば、どんなスポーツでもそれほど競技に支障は無いものです。
それよりも視野にある情報をどれだけ多く捉えられるかであったり、いわゆる動体視力のようなものだったりが重要になるのです。
特にボールスポーツではそれが顕著になります。
また、目は心の窓とも言われます。
メンタル的に自信があるかないかは、その人の目を見ればわかったりもするでしょう。
そこで心を鍛えるより先に目を鍛えてしまえば、メンタルにも強くなってしまったりもするのです。
フィジカルトレーニングの一環としてだけでなくメンタルトレーニングとしても、スポーツにおいて目を鍛える必要性はかなり高いのです。
目の鍛え方
目を鍛えるのはジムなどに通う必要もダンベルのようなグッズを使う必要もありません。
買い物などで人混みの中を歩きながらどこにどんな人がいるのか、情報収集するだけでもトレーニングになります。
そんな外出もしなくても、部屋の中から窓越しに見る空の雲や風景を素早くチェックすることでもトレーニングになるのです。
部屋の中に散らかっている物はどんな物があるか、書棚に並んでいる本の中で要らない本は無いかのチェックもトレーニングです。
こうしてみると、日常生活を充実させることが目も鍛えることに繋がっていることにもなっているのです。
・視力回復トレーニングの応用
他にも視力回復トレーニングで行うような、遠くと近くを交互に見てピントを早く合わせられるようにするのも効果的です。
それも対象物を同じ物にせず、いろいろな物にピントを合わせるようにするのがベターです。
普通の視力回復トレーニングよりもスピードを重視するのがコツになります。
毎日、仕事合間の気分転換に5分~10分くらいもすれば十分でしょう。