相撲の四股名で面白いものを9つ紹介
- 2018/09/27
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相撲界もいろいろ考えている
このしばらくの相撲人気の低迷の間に、すっかり知っている力士の名前が減ってしまっていると感じたりはしていませんか?
その反面、すぐに読み方のわからない力士も見かけられます。
そして「え、うそ」と思える珍名さんも登場しています。
探せばこれもプロの根性でしか無かろうと思われる珍名さんがいるものです。
例えばどんな力士がいるのか、また、過去にもいたらしい珍名力士もここに並べてみました。
思いの込められた四股名
珍名四股名はただ目を引くためだけの四股名ではなく、必ずそこに何がしかの思いが込められていることが感じられるものです。
・翔猿(とびざる)
新十両の翔猿は水戸黄門に登場する忍者・飛猿と字は違いますが、多分に意識しているとしか思えません。
本人はそのことは知らなかったようですが、小さな身体を猿のような素早い動きで活かし切って相撲を取りたいとの思いが表れています。
翔の字も支障の追手風親方の四股名である大翔山から取っているのでしょう。
・阿炎(あび)
師匠の錣山親方(寺尾)のあだ名「A BABY」に漢字を当てたもので、それだけの期待の表れでもあります。
阿修羅の阿に炎で、阿修羅のように炎のように力強い力士になるようにとの意味が込められています。
・育盛(そだちざかり)
新弟子検査で体重65キロながらなんとか基準の67キロをクリアした力士です。
師匠が身体が大きくなるようにと付けたのですが、2014年の初土俵前の前相撲でわずか1秒で吹き飛ばされた後、そのまま引退しました。
通算成績は初土俵で不戦敗の0勝1敗と言うのも記録的です。
・宇瑠虎(うるとら)
いかにも弱そうな力士に付けがちな名前ではあります。
せめて3分間くらいは土俵の上で暴れまわれるようにと、式秀部屋の女将さんが付けたそうです。
しかしながら、165センチ60キロの細身でケガにも悩まされ、2010年初土俵以来、序の口、序二段を行き来しているのが現状ではあります。
・森麗(もりうらら)
いつまでたっても勝てない競馬で人気になったハルウララにちなんだものです。
2003年の初土俵から38場所連続負け越しの昭和以降のワースト記録を打ち立てたことから、人気だけはあやかろうと本名の森川を使って付けられたのです。
その後も、たまに勝ち越す場所こそありますが、未だに5勝以上はしたことがありません。
いかにもマイペースであるかのような四股名は一時、変えたこともありますが、すぐに戻していることからも本人の思い入れもあるのでしょう。
・大露羅(おおろら)
残念なことに先日、引退しましたが、角界初のロシア出身力士で角界史上最重量力士でした。
なぜかポール牧が見上げるような体格の大きさに感動して、これをオーロラの雄大さに例えて付けたとされています。
体重290キロ近い巨漢ながら2000年に初土俵を踏んで以来、なかなか三段目を抜け出せませんでした。
体格の良さで相手が攻めづかれるのを待つ取り口であったが、体重の重さから自ら攻めを仕掛けられないのが弱点でした。
実は本名だった四股名
何を考えて付けた四股名なのかと勝手に勘違いをしている四股名もあります。
・高安(たかやす)
大関になってからすっかりメジャーな力士になりましたが、「高いのか安いのか、どっちなの?」と言いたくなりそうです。
実はこれは本名のままで変わった名字なのですが、四股名を付けるより本名に誇りを持っていて認知度も上げたかったともされています。
・爆羅騎(ばらき)
画数の多さと響きのインパクトで強烈なイメージが残る四股名です。
本名は伊藤爆羅騎で、父親がマフィア映画バラキを見て名付けたとされています。
実際は身長160センチの小兵力士で髪を油で立ててやっと新弟子検査を通った力士です。
2013年初土俵以来、未だ三段目を抜け切れずにいます。
・羅王(らおう)
爆羅騎の兄で本名は伊藤羅王です。
こちらも164センチの小兵力士で三段目で奮闘しています。