今年も注目されるプロ野球のドラフト会議のルールをおさらいしませんか!
- 2018/09/26
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プロ野球秋の大イベント!
今年もやってきた、ドラフトの季節。
毎年テレビでもその模様が中継されており、プロ野球界の秋のビッグイベントとなっています。
そんなドラフトですが実はシステムがどうなっているのかよく知らない、覚えていないという方もいるのではないでしょうか?
ここでは、そんなドラフトのルールをおさらいをしようと思います。
指名対象となる選手
ドラフトは、マアチュア選手であれば誰を指名してもいいというわけではありません。
高校生、そして大学生に関してはプロ志望届を提出している選手に限られます。
そのため今年の金足農業・吉田輝星選手のように、志望届を出せば1位指名が決定的な選手はその動向が大きな話題となります。
また社会人チームや独立リーグの選手に関しては、志望届を出す必要がありません。
ただし社会人チームの場合は中卒・高卒で入部した選手は入部後3年、大卒などそれ以外の選手は入部後2年経過していることが条件となります。
そしてメジャーリーグなど海外でプレーをした選手でも、NPBに在籍したことがない選手はドラフトの対象となります。
マック鈴木選手や多田野数人選手にはこのルールが適用され、ドラフトでの入団となりました。
1位指名は抽選
日本のドラフトは「ウェーバー方式」と「逆ウェーバー方式」の交互性。
ただし1巡目に関しては例外で、全球団一斉に指名を行います。
指名選手が重複した場合は該当球団による抽選が行われ、外れた球団は別の選手を指名し直します。
「外れ1位」という言葉がありますが、これは抽選で外れた球団が再度指名をした1位選手のことを指します。
外れ1位が被った場合はさらに抽選が行われ、全球団の一位選手が決定するまで同様のことが繰り返されます。
2位以降はウェーバーと逆ウェーバー
前述したように、二位以降は「ウェーバー方式」と「逆ウェーバー方式」を交互に行うことによって会議が進められます。
ウェーバー方式とは、最下位のチームから順に指名が行われる方式です。
セリーグから始めるかパリーグから始めるかは、交流戦の勝敗によって決定。
勝ち越したリーグが、先に指名をする権利を得ます。
つまり交流戦でパリーグが勝ち越した今年の場合、2巡目はパ6位→セ6位→パ5位→セ5位→パ4位→セ4位→パ3位→セ3位→パ2位→セ2位→パ1位→セ1位という順番になります。
そして3巡目は逆ウェーバー方式、つまりさっきとは逆にセ1位→パ1位→セ2位→パ2位→セ3位→パ3位→セ4位→パ4位→セ5位→パ5位→セ6位→パ6位という順番になります。
4巡目以降も同様のことが繰り返され、各球団の全指名が終了するまで続きます。
育成指名選手会議
本指名が終了した後は、育成指名選手会議が行われます。
育成指名選手会議の場合は1巡目からウェーバー方式となり、指名をする球団がなくなるまで続けられます。
参加は希望する球団のみとなっており、三軍制度を設けている球団の指名が特に活発です。
メジャーとは相違点も
1巡目は抽選、そして2巡目以降は「ウェーバー制」と「逆ウェーバー制」によって進められている日本のドラフト会議。
メジャーはそんな日本のドラフト会議とは異なり、「完全ウェーバー制」を採用しています。
そのため、日本のドラフトのように抽選が発生することもありません。
日本よりも戦力均衡に重点を置いているため、下位のチームの方が有望選手を獲得しやすいシステムとなっています。
日本でもこの完全ウェーバー制を採用すべきという意見は少なくありません。
今年は10月25日
今年のドラフトで開催日は、10月25日です。
果たして今年はどんなドラマが起こるのか。
その日はもうすぐそこにまで迫っています。