9月に開幕したサッカーのUEFAネーションズリーグって何?
- 2018/09/21
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UEFAネーションズリーグとは?
ワールドカップの熱狂が落ち着いてきた9月、新たにサッカーファンを燃え上がらせているUEFAネーションズリーグ。
UEFAは、欧州サッカー連盟(Union of European Football Associations)のこと。
その欧州サッカー連盟が主催をし、西暦偶数年の9月から翌偶数年の6月まで行われる国際大会です。
現在行われているのは、記念すべき1回目の大会となります。
リーグはランキング順
UEFAネーションズリーグには、欧州の55ヶ国が参加をしています。
もちろんその55ヶ国が総当たりというのは不可能なので、A~Dの4つのリーグに分けられます。
この大会はそのリーグ分けに特徴があり、これはUEFA代表チームランキングに基づき決定されます。
それも1つのリーグにランキングが高いチームから低いチームまで万遍なく・・・というわけではなく、ランキング順に高いチームは高いチームだけで構成されます。
1リーグはさらに3~4グループに分けられ、それぞれでリーグ戦を行い、各グループ最下位のチームはその下のグループの最上位と交代します。
また最上位であるAリーグでグループトップとなった4チームには、トーナメント式によるファイナルラウンドに出場する権利与えられ、その勝者がこの大会の覇者ということになります。
メリット1・拮抗したチーム同士の対戦
このUEFAネーションズリーグには、参加国にとって大きなメリットがあります。
まずは、実力の近いチームと戦えるということ。
親善試合となれば実力差のあるカードが組まれることも多々あり、レベルの高いチームは特にそれがあまりプラスにならないこともあります。
しかしランキング順にグループが分けられるUEFAネーションズリーグでは必然的に実力の近いチームとばかり当たり、そうしたライバルとの争いが個々のレベルアップに繋がります。
ランキングの高いチームは高いチームと、低いチームは低いチームと。
こうした拮抗したチーム同士の対戦により、欧州サッカー全体の底上げが期待できます。
メリット2・経済効果
欧州のチームが集結し、上位を争うUEFAネーションズリーグ。
その話題性は大きく、それによる経済効果も効果できます。
視聴率の上昇、放映権による収入。
各チーム個々で試合を行うよりも、大会を開いた方が巨額のお金を動かすことは明らか。
こうした経済効果も、UEFAリーグを開催する大きなメリットとなります。
日本への影響
欧州の参加国にとって、メリットばかりのUEFAネーションズリーグ。
しかしもちろん、日本は参加をすることができません。
そしてUEFAネーションズリーグの存在により、必然的に欧州のチームとの親善試合の機会は少なくなります。
これは、日本にとって打撃と言えば打撃。
もちろんサッカーチームは欧州だけではないのでそれ以外の国との試合には影響しませんが、選択肢が減ってしまうのは確かです。
もしかしたらこれを契機に、アジアでも同じような大会を開こうという動きが出てくるのかもしれません。
初代王者はどこに?
記念すべき、第一回UEFAネーションズリーグ。
その優勝に届く可能性を有しているのは、現在Aリーグの12チームです。
グループ1のフランス・ドイツ・オランダ。
グループ2のスイス・ベルギー・アイスランド。
グループ3のポルトガル・ポーランド・イタリア。
グループ4のスペイン・イングランド・クロアチア。
当たり前ではありますが、いずれも強豪揃いです。
果たして、初代王者はどこのチームになるのか。
ワールドカップが終わって寂しさを感じている方は、これを機会に欧州サッカーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。