三ヶ月で11kgの減量達成！その後の体重の変化は？

今回は私の個人的な経験をもとに記事を構成しました。これからダイエット・減量を始めようと考えている人、あるいはその真っ最中の人。私の失敗経験を知ることで、同じ過ちをおかさないよう注意して下さい。減量が終わった後にどか食いするとリアルにどのような変化が起きるのか。そして、強烈なリバウンドを防ぐにはどのような点に注意すれば良いのか。じっくりと解説していきましょう。

まず、当時の私の減量開始時の体重は85.0kgでした。約5ヶ月の増量期間を経て筋肉も増えたけどばっちり脂肪も乗っちゃった状態でしたね。腹筋はかろうじてシックスパックを維持している程度。少し体が浮腫めば腹筋の割れが消失していまうくらいのレベルです。

さあ、ここから減量は頑張って3ヶ月で11kg落としました。コンテスト用の減量ではなかったのですがかなり絞りましたね。体脂肪は7％～8％でした。そう、ここまでは良かったんです。順調でした…。

その後、とにかく1ヶ月は食べまくりました。筋トレもガッツンガッツンやっていたのですがそれ以上に食べる量は半端なかったですね。1日に肉を2kg食べる日もありました。その結果、私の体重はどうなったかというと…なんと1ヶ月で12kg増！これには驚きを通り越して笑っちゃいました。だって減量開始前よりも体重増えてるんだもん…。

唯一の救いはパワーもアップしていたという点です。減量開始前よりも重い重量を扱えるようになっていたので、筋肉の増加もちゃんと確認できたのは良かったです。しかし、それにしても体重の増え方は完全に予想外でしたけどね。

減量が終わる時期には要注意！

この時の失敗の要因、つまり減量直後にどか食いに走ってしまった理由の一つには、「減量が終了した時期」も多いに関係あるのです。ちょっと言い訳がましいのですが、減量が終わった日が12月の23日だったんですね。つまり翌日はクリスマスイブ。そして、そのまま忘年会に新年会と、とにかく飲み食いするイベントが多発する時期だったわけです。

そんな時期と減量明けの食欲が重なればどうなるか…答えは火を見るよりも明らかですよね。皆さんもこの点には本当に気をつけて下さい。もちろん精神力でイベントを全て跳ね返すこともできるかもしれませんが、出来ることならそもそもイベントが無い時期に減量を終了させるべきなのです。少なくとも減量後、2週間程はリーンな食生活を心がけるべきなのです。

理想の減量直後の食生活とは

いくらなんでも一ヶ月で12kgも体重が増える人も珍しいかもしれませんが、それでもダイエット直後にリバウンドしてしまう人というのはかなり多いのです。

人間の体にはホメオスタシス（恒常性）という機能が備わっており、常に状態を一定に保とうとする力が働いています。ですから減量直後の体というのは「どうにかして元の体重まで戻してやろう」というとっても余計なお世話なモードに体が突入してしまっているのです。

しかし、2週間～1ヶ月程体重を落ち着かせることができれば体はその状態が「正常」なのだと理解してくれます。そうすると体重に対する基準が減量前の数値から、減量後の数値へと切り替わり、脂肪を溜め込もうとする状態からは脱してくれるのです。

例えば一般的な成人男性であれば2500kcalが1日の摂取カロリーの基準となりますが、ダイエット中はこれを2000kcal以下に抑えていますよね。この時、ダイエットが終わったからといっていきなり2500kcalやそれ以上の数値に戻してはいけないのです。なるべく脂質を削り、カロリーをカットした状態で糖質とタンパク質はしっかりと補給します。筋肉の材料と、筋肉を動かすためのエネルギー源になるからです。そして、筋トレのクオリティを上げながら摂取カロリーは2000kcal、2200kcal、2420kcal…と1週間毎に10％くらいずつ増やすようにしましょう。こうすれば脂肪はほとんど増えずに、コンディションだけを向上させることができます。

体重の伸びが落ち着いてきたら、そのまま筋肉を増やす増量期へと移行します。カロリーは引き続き少しずつ増やしていきますが、就寝の3時間前以降に糖質を摂取しないことだけは心がけてくださいね。このタイミングで使われるあてのない糖質によるエネルギーを摂ってしまうと大部分が脂肪へと変化してしまうのです。