5月23日の「世界亀の日」の話題に使いたい亀の雑学
- 2017/05/16
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亀のことを知るきっかけとなる日
5月23日はアメリカの非営利団体American Tortoise Rescueが制定した『世界亀の日(World Turtle Day)』です。世界亀の日には、長寿である亀に敬意を払い、また亀に対する知識を深め、亀の保護活動に繋げていくというような意味が込められています。
亀といえば、長寿であったり縁起物として知られていたり、甲羅を使った亀ゼリーやべっ甲細工があったりしますが、亀を飼っていたり特別な思い入れがなければ、あえて情報を集めることもないかと思うので、これらについてご紹介します。
鶴は千年亀は万年
亀は寿命が長いことで知られていますが、さすがに1万年は生きられません。『鶴は千年亀は万年』という言葉は、長寿のお祝いの際に使われるもので中国の言い伝えが由来となっています。ちなみに亀の寿命はミドリガメのような比較的小柄な亀で長くても30年ほど、ウミガメやリクガメで50年ほど。そして、2016年に話題となり世界最高齢ともいわれているセントヘレナ島に生息するセーシェルセマルゾウガメは当時で183歳という長寿ぶりを発揮していますが、この種類の亀の平均寿命は150年と、もともとほかの種類に比べて長生きなのです。
亀ゼリーとべっ甲細工
初めて亀ゼリーを知った人は、すっぽんをゼリーにしたようなものを思い浮かべるかもしれませんが、実際は亀の甲羅の一部を干して粉状にしたものと、アサの実、カンゾウ、スイカズラ、センソウ、ドブクリョウといった植物由来の生薬を蒸して作られたものです。味は苦く、自分の好みでシロップやハチミツをかけて食べます。お店で亀ゼリーを食べたことのある人であれば、温かい亀ゼリーに透明の液体(シロップ)が入った容器が一緒に出てきて、戸惑われたかもしれませんね。
また、300年の歴史を持ち、東京都や長崎県の伝統工芸として知られているべっ甲細工には亀の中でもタイマイというウミガメの甲羅が使われています。タイマイは1994年の夏以降に輸出入が禁止されたために、現在では新たな甲羅の調達ができない状態ですが、べっ甲細工そのものは今でも生産されています。
子供と楽しみたい5円玉で作る亀
ヤジアップ世代の方であれば、幼い頃などに5円玉をヒモで繋げて作った亀や宝船、兜などを見たことがあるかと思います。最近では、すっかり見ることもなければ作る人とも出会いませんが、お子さんがいる方であれば、遊びのひとつとして親子で作ってみても良いかもしれません。
5円玉で亀と作る場合、小さいサイズのもので7枚、大きなサイズのもので100枚ほどの硬貨とメタリックヤーンのヒモを用意します。作り方は5円玉の穴にヒモを通し外側で結んでいくだけですが、このときヒモが硬貨の周りをぐるりと一周するように5円玉1枚につき16~18回ほどヒモを通す作業を繰り返していきます。また、最初に5円玉の配置を決め、骨組みを作るようなイメージでヒモを通し連結してから、硬貨1枚1枚の装飾に取り掛かります。詳しい方法はさまざまな動画サイトにアップされているので、参考にしてみてくださいね。