一躍話題の中心になった大坂なおみがオヤジの心をくすぐる理由
- 2018/09/18
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大坂なおみ旋風は隅々まで吹いている
今やテニスファンの間だけでなく、スポーツ界を一世風靡しているのが大坂なおみです。
20歳にして日本人初の4大大会制覇を一気に成し遂げたのですから、注目しない訳には行きません。
しかし、大坂なおみが注目されているのは、ただテニスの強さだけではありません。
その振る舞い、しゃべることの面白さは、これまでの強いテニス選手には誰一人としていなかったものなのです。
テニスには全く関心の無かったオヤジでも、大坂なおみとはどんな人物なのかには関心があっても当たり前なのではないでしょうか。
そんな彼女の魅力を少しばかり解明してみたいと思います。
大坂なおみを分析する
・まず外見
人は見かけが9割と言われます。
大坂なおみにあっては、どう見ても外国人、それも日本人が最もフィジカル的に脅威さえ抱く身長180センチを超えるがっちりした黒人なのです。
顔は母が日本人であるだけにちょっと平たい顔で、つんとした欧米の美人系とは言えないところも馴染みやすいものです。
・名前がいい
これが「東京なおみ」だったら、これほどの人気にはならないと言う人もいます。
ひらがな3文字の親しみやすい名前も覚えやすいのです。
・片言の日本語が可愛い
3歳からアメリカ暮らしでは、日本語はしゃべれないのは当たり前ですが、その片言ぶりに外国から来たばかりのアイドル歌手を彷彿とさせるのです。
決して正確な日本語をしゃべろうともしないのも、実にアメリカンらしく自然体で見ている人を窮屈にさせません。
・いろいろ考えない
とかく日頃から部下からの冷ややかな視線を浴びながら上司のご機嫌取りなどにあくせくしている中間管理職のオヤジとしては、羨ましい素振りばかりを見せつけてくれます。
しゃべることの文脈がおかしかろうが、マイペースで頭に浮かんだことをそのまま口に出して飄々としている様は斬新でさえ映るのです。
そこに頭の良さまでは感じられませんが、「それでいいのだ」風の受け答えで堂々としていれば、聞いている方も「それでいいのだ」と納得させられてしまう不思議さもあります。
真面目一筋の日本人が起こしてきた良からぬ評判は、力の抜けた真面目さであればこうして覆されていくのではないかと感じさせられます。
日本人の苦手なアメリカンジョークを、優勝インタビューのマイクの前で気軽にこなせているのは見習いたくもなるでしょう。
これからの望むべき新しい日本人の姿を見せてくれているようでとても参考になるのです。
・日本人を意識している
日本人と言っても母が日本人で国籍を日本にしているだけで、どこまでどんな日本的教育を受けて来たのかは何ともわからない面があります。
それでもわざとらしいくらいに時折、しっかりしてくる会釈などは自分の日本人の血を意識してのことのように思えます。
その姿に改めて「挨拶はこうするものだったんだ」とか、再認識させられているオヤジだっていることでしょう。
・若い
まだ20歳と、言わばやっと社会に出て来たばかりの宙ぶらりんの不安定さもあります。
まだまだ謎に満ちた現代の新人類が、こんな感じなんだろうと思うばかりなのです。
「一体、本当のところはどうなんだろう」と、これからの挙動に関心を持たせているのもまた魅力になっています。
自分も若くありたいと思わせる
スポーツ界のいざこざに世間が辟易としたタイミングでクローズアップされているのも、人気に拍車をかけていることもあります。
パワハラなどで次々と問題にされた怪しい老人にならず、既にオヤジになっている自分でもこのような爽やかな人気選手でありたいと心をくすぐらせてくれるのです。
会社で少々偉くなっても自慢することもなく、謙虚に周囲の人に感謝していられる自分でいたいと密かに思っているのがオヤジの純な姿なのです。
日本の良さと外国人の良さをミキシングするとこうなる典型的な理想像として、ビジネス界でもてはやされれてもおかしくはない存在となりそうです。