野球のトレードってどうやって成立させているのだろう?

  • 2018/09/14
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トレードは転勤のようなもの

トレードは転勤のようなもの
プロ野球選手は球団を転々と渡り歩くタイプの選手もいれば、同じ球団一筋で選手生命を終えるタイプの選手もいます。
それは本人の希望によることもあるでしょうが、基本的に球団側の事情によっているものとされています。
そこで注目したいのは、球団間での選手移動はどのようにして話が決まっていくのかです。
プロ野球には、一定年数以上、選手をしているとフリーエージェントになって他球団と自由に契約する選手がいます。
また、フリーエージェントにならない選手でもアメリカの球団への移籍を希望していて、それを球団が認めれば、アメリカの球団が移籍の交渉をするポスティング制度もあります。
これらの方法に寄らない移籍がトレードと呼ばれるものになります。
トレードは、もちろん放出する球団と受け入れる球団のお互いの同意を得てのことです。
それぞれのチーム事情によって不要な選手は放出、それを欲しがる事情のあるチームが受け入れるとトレードが成立すると言うのが素人の思うところです。
言わば、本人の希望を少しは考慮しながらも会社の都合が最優先で全国各地への転勤辞令をもらうサラリーマンと共通の世界もあるのです。
ここではもう少しプロ的な目線でトレードをどうやって成立させているかについて掘り下げてみます。

 

トレードのスタイル

トレードのスタイル
・選手交換
通常のトレードは、球団間の選手の入れ替わりとなります。
これは1対1とは限りません。
大物選手であれば、引き抜く代わりに数人の選手を引き渡すケースもこれまでには何度もありました。
有名なところでは約30年前に行われたロッテの2年連続三冠王の落合博満と中日のリリーフエース牛島和彦を始め上川誠二、平沼定晴、桑田茂の4人とのトレードがあります。
さらに2球団間のトレードではなく、3球団で玉突きのようにトレードされる三角トレードと呼ばれるものもたまにはあるようです。

・金銭補償
見返りとなる選手がいない場合は、相手球団の選手の放出による戦力ダウンを金銭で補償することもあります。
これを特別に金銭トレードと言いますが、実質的にトレードと言うより買収になるのではないでしょうか。
時として金銭価値も要求されない場合もあり、これは無償トレードと言われています。
なお、選手交換によるトレードでも両者にアンバランスがあるとして、お互いの利益にバランスを取るため通常のトレードに金銭を加えたトレードもあります。

 

トレードはシーズン中にも行われる

トレードはシーズン中にも行われる
・期限は毎年7月31日まで
トレードはシーズンオフの間だけでなく、シーズン中でも行うことができます。
ただし、7月31日までと決められています。
これはシーズンオフ中に補強したつもりのチームであって、実際にシーズンが始まってみると思うような補強では無かったりすることもあるからです。
新たに補強するべき戦力の見直しに対応できるようにするのが、シーズン中にトレードを可能にしている目的と言えます。
おかげである日、昨日まで応援してきたひいきの選手が突然、ライバルチームの選手になったりしてしまうことだってあるのです。
それはライバルチームのファンにしても同じ事ですので、心広く受け入れるのがプロ野球の楽しみ方なのでしょう。
シーズン中のトレードまで行って、結果的に失敗トレードとなればブーイングも食らいます。
球団もファンの心理は大切にしていますので、より慎重に取り組んでいるのに違いありません。
問題は選手の年俸ですが、トレードされても年俸は前球団と取り交わした契約が無効になることはありません。
これは例外もありますが、選手と契約がセットでトレードの対象になっているからです。
そこで前球団はトレードの日までの年俸を負担し、新球団が残りの年俸を負担するようになっています。

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