体操と新体操がありますがなにが新しいのでしょうか?
- 2018/09/03
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体操と新体操
スポーツとしての体操は、内村航平選手や白井健三選手が有名です。その一方で、新体操はフェアリージャパンの活躍が期待されています。そんな体操と新体操なのですが、どんな違いがあるのか疑問になることはないでしょうか。
新体操の『新』とは、何が新しくなったのか気になる事でしょう。そこで今回は、体操と新体操の違いを中心に、新体操について詳しく紹介していきます。
体操と新体操の違い!
体操と新体操の違いについてだが、まず種目が全然違います。男子体操は「ゆか」「あん馬」「つり輪」「跳馬」「平行棒」「鉄棒」とあり、女子体操は「跳馬」「段違い平行棒」「平均台」「ゆか」です。一方で男子新体操は「スティック」「リング」「ロープ」「クラブ」とあり、女子新体操は「ボール」「クラブ」「リボン」「フープ」「ロープ」があります。このように、種目が大きく違っているのです。
また、体操は女子のゆかだけが音楽に合わせて演技を行います。それに対し、新体操の方は全種目で音楽に合わせて演技を行うのです。また、体操と新体操では団体の意味も違います。体操の団体は、あくまで個人演技をした得点を団体チームで合計していきます。しかし、新体操の団体では、チームが1つの演技を一緒に行うのです。このように、団体の意味も違いがあるのです。
何が新しいの?
そこで気になるのが、結局何が新しいのかではないでしょうか。新体操が新しいというのは、歴史の新しさからきているとのことです。また、「新体操」という名前は日本独自のものとなっています。
日本では1968年に新体操の全日本学生選手権が初めて行われているのですが、この大会から「新体操」という名称が使われるようになったとされているのです。体操との違いを表現するために、「新体操」の名前が付けられたのではとの意見が多くあります。
新体操のルーツ
新体操のルーツは、ロシアにあるとされています。ドイツとの説もあるのですが、最近ではロシアの方がルーツとするのが一般的です。
ロシアで親しまれていたバレエが新体操のルーツとされているのです。確かに、新体操は音楽に合わせて演技を行うことから、バレエがルーツだったとしても納得できるのではないでしょうか。ちなみに、今でも新体操の選手は練習の一環として、バレエのレッスンを受けることもあるようです。
男子にも新体操がある!
新体操は女性が行うイメージですが、男性にもあります。男子新体操も存在しており、しかも日本が起源とされているのです。日本では、戦前から行われていると言われており、1949年には国体の正式種目にもなっているのです。2008年には、国体の正式種目から外れているものの、日本の男子新体操は海外公演なども行っています。
男子と女子の違いとは?
新体操における男子種目と女子種目には、演技における大きな違いがあります。女子種目は柔軟性が高く、華麗な演技が求められます。一方で、男子種目は力強い演技が求められるのです。そのため、同じ新体操でも男子種目・女子種目で印象が違いますが、どちらも見応え十分で魅力的な演技となっています。ぜひ、どちらの演技も実際に観戦してみてください。
体操と新体操どちらにも注目!
体操と新体操は、名前こそ似ていますが別物です。種目や団体の意味、音楽に合わせる演技など様々な点で違いがあります。新体操の『新』とは、歴史の新しさからきているとされているとのことです。
いずれにしても、体操・新体操の日本代表には注目です。どちらも日本代表はオリンピックで活躍が期待されています。東京オリンピックではメダル獲得の可能性もあるため、体操・新体操どちらにも注目してみてください。