実は昔はプロ野球の親会社だった有名会社3つ
- 2018/08/05
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かつて球団を保有していた有名企業は?
ZOZOタウン社長が「プロ野球球団を持ちたい」とツイートし、にわかに揺れている野球界。
実現されるとすれば既存球団から買収するのか、それとも13球団以上になるのか・・・。
近年ではソフトバンクや楽天、DeNAといったITベンチャー企業が既存球団から権利を買い取りそれぞれ成果を挙げています。
ただそうやって来る者もあれば、去る者もいるのが世の常。
TBS、ダイエー、近鉄・・・このあたりの企業が球団を持っていたことは、オヤジ世代であれば知っている人も多いでしょう。
ここではそれらよりも前に球団を持っていた企業から、3つをピックアップしてご紹介したいと思います。
松竹
映画会社の大手、松竹株式会社。
そんな松竹は、かつて「松竹ロビンス」という球団を保有していました。
松竹ロビンスは「大東京軍」「ライオン軍」「朝日軍」「パシフィック」「太陽ロビンス」という数々の前身を経て、2リーグ制となった1950年にセントラル・リーグに加盟。
しかしその期間は短く1953年1月に大洋と合併し「大洋松竹ロビンス」となると、1954年12月には完全に撤退をしチーム名も「大洋ホエールズ」となります。
ちなみ松竹ロビンスは、セントラル・リーグの初代覇者でもあります。
そんな異形を成し遂げた松竹がわずか数年で野球界から姿を消したのは、経営難やそれに伴う戦力低下があったから。
また球界に参入したのは、同業者であり同じく球団を所有していた大映に対抗してのものだったと言われています。
毎日新聞社
現千葉ロッテマリーンズの前身でもある「毎日オリオンズ」。
その球団名からもわかるように、運営していたのは毎日新聞社です。
結成されたのは1949年9月。
1950年よりパシフィック・リーグの球団として参戦し、初年度の王者となります。
また日本シリーズでも松竹ロビンスを破り、2リーグ制になって初めての日本一に輝きました。
その後は優勝から遠ざかり、1957年に「大映ユニオンズ」と合併。
チーム名も「毎日大映オリオンズ」となります。
この大毎時代はしばらく続きますが、1964年に「東京オリオンズ」に改称。
さらに1969年はロッテをスポンサーに迎え「ロッテオリオンズ」に改称しています。
そして1971年にはロッテが球団を買収し、大毎はプロ野球界から姿を消すことになります。
フジサンケイグループ
新聞社では、産経新聞のフジサンケイグループもかつて球団を保有していました。
1965年今はもう無き日本国有鉄道の「国鉄スワローズ」の経営権を壌土されたフジサンケイグループは、球団名を「サンケイスワローズ」に改称。
そして翌1966年、当時人気だったアニメ鉄腕アトムからチーム名を取り「サンケイアトムズ」とします。
また同年より、ヤクルト本社が株式を取得し球団運営に参加。
両社の共同経営はしばらく続きましたが、1969年にフジサンケイグループの撤退が決定。
その後は何度かチーム名が変わり、2006年から現在までは「東京ヤクルトスワローズ」として活動をしています。
次はどんな企業が
これまでの歴史を振り返っても、いつかまた新たな企業が球界に参入することは間違いないでしょう。
それはZOZOタウンなのか、それとも誰もが予想していないような企業なのか・・・。
近年参入した企業は、IT企業であることを活かしたアプローチで若いファンを獲得しています。
次に参入する企業は、球界にどんな風を運んでくれるのか。
近年のプロ野球界は観客動員数が好調。
球団を持つことは知名度を上げるだけではなく、利益を出せるコンテンツに変化してきています。
それだけに、人気が伸びなかった時期と比べると前向きになる企業も多いはず。
その日が来るのは、もしかしたら近いのかもしれません。