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祝・初優勝!御嶽海を支える3つの金言

  • 2018/07/27
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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角界非常事態宣言を切り抜けた関脇の大活躍

角界非常事態宣言を切り抜けた関脇の大活躍

横綱3人オール不在、最後は大関以上がたった2人という場所の大ピンチを一手に支え、盛り上げて初優勝を飾った関脇・御嶽海関。

次の秋場所はいよいよ真価の問われる舞台となるが、実はこの御嶽海、親方世代や今までのお相撲さんとちょっと違ったタイプの、いかにも今の子らしい力士として知られる。

そこで今回は御嶽海の核心部分をもっとよく知ることができる「3つの言葉・証言」などを御嶽海に近い関係者や本人から集めてみた。

 

あんなに頭の回転が速くて賢い力士はいない

あんなに頭の回転が速くて賢い力士はいない

部屋の後援会幹部が会食のたびに驚くというのが、御嶽海の冷静な仕切りと気配り具合。
彼は部屋に来てくださったお客様が何を望み、どう接してほしいか、どうすれば喜んでくれそうか、その辺が完璧に頭に入っているいまどき珍しい若者だというのである。

それは食事の進み具合、給仕のタイミングを御嶽海が若い衆に直接指示するほど徹底しており、彼自身の旺盛なサービス精神もあっていつも会食の場は大盛り上がりだという。
おまけに優勝を決めるその当日の朝も、顔色ひとつ変えずに指示していたというから驚くしかない。

部屋の後援会会長さんは「自分の長い経験上でもあんな賢い力士はそういるもんじゃない」とベタ褒めしていらっしゃるとか。

またこれに関連して、よく「御嶽海は稽古場ではコロコロ負ける」と聞いたことはないだろうか。

これが玄人衆から「稽古が足りない!」と突っつかれる一因でもあるのだが、情報がよく入る地元では、御嶽海が「稽古場で新しいことを試して本場所で少し趣向を変えながら技を出す」頭脳派だということはすでによく知られている。

これと過去の取り口をすべて覚えている記憶力とで、いくつかの引き出しからその日使う戦法を決めているのだ。

 

力士人生に悔いがあってはならない

力士人生に悔いがあってはならない

御嶽海の場所前「独自トレーニング法」を容認しているのが、部屋の師匠である出羽海親方。

古い相撲ファンならご存じと思うが、この親方も現役時代は小城乃花(おぎのはな)のしこ名で活躍した人。
体の柔軟性と懐の深さは一級品で、大器の呼び声も高かったが、結局三役には上れなかった。

親方には苦い思い出がある。
それは20歳そこそこの現役当時、同じ部屋で一緒にしのぎを削っていた同期の力士を突然の病気で亡くしていることだ。

おそらくそれは龍興山関(当時22)のことではないかと思うが、以来親方はショックでここ一番相撲に力が入らず、恵まれた素質を十分活かせなかったようだ。

その思いは引退後親方になっても消えることはなく、御嶽海はじめ弟子たちには「人生には何があるかわからない。力士を辞めるときに悔いが残らないように」という思いで接し、アドバイスを送るという。

もちろん親方は御嶽海にもっと稽古を積んでほしいと思っている(最近は御嶽海もずいぶん変わってきた)のだが、基本、自己流調整で通す御嶽海最大の理解者、親方にもそんな苦しい時代があって今がある。

 

自分は「信州の海」になりたい

自分は「信州の海」になりたい

さて御嶽海というしこ名は、地元にそびえる御嶽山(おんたけさん)から2字をとってつけたことはわかるが、そのあとがなぜ「海」なのか、ご存じだろうか。

もちろん部屋の名である「出羽海」から、部屋の再興を成し遂げる力士になれという意味で「海」をもらった、ということでいいのだが、そこはやはり機転の利く御嶽海のこと。
しこ名について、別の面白い解説をしてくれたことがある。

御嶽山(おんたけさん)は、御嶽海が少年時代、毎朝通学途中に祈りを欠かさなかった霊峰であり、またちょうど入門時に起きた噴火事故からの復興を願う意味で、すぐに候補となったしこ名なのだが、実は信州には「海」そのものがない。

「自分は信州にない海のような存在になりたくて海という字もいいなと思った」

信州人が海を渇望する思いは、ひとしおのものがある。
それをよく知る御嶽海らしい地元愛あふれる「サービス」コメントである。

角界新世代をになう旗手として、これからもますますの活躍を望みたい。

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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