なぜラグビーのゴールは「トライ」なのか?用語の基礎を教えます!

  • 2018/07/21
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ラグビー用語を解説!

トライを始めとして、さまざまな専門用語が飛び交っているラグビー。
初心者はもちろん、ファンの方にもなぜそう呼ばれているのかその成り立ちまでは知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんなラグビー用語から6つの用語をを解説したいと思います。

 

トライ

トライ

ボールを相手チームのゴールに接地させるトライ。
トライと言えば、「挑戦する」という意味を持つTryが馴染み深いと思います。
でもラグビーのトライでその意味は少し、いやだいぶ違うような・・・。
そう思う人もいるかもしれませんが、実はラグビーのトライもそのTryで合っているんです!
というのも昔のラグビーは現在とはルールが異なり、トライをした後でキックを決めないと得点にはなりませんでした。
トライそのものが得点ではなくあくまでも得点を得るための「挑戦」権を得るものだったので、このような名前が名付けられたということです。

 

コンバージョンキック

トライを決めた後に行える、コンバージョンキック。
そんなコンバージョン(conversion)には、「転換」という意味があります。
トライを決めた後にキックで追撃をするわけですから、「転換」はむしろ真逆に属するように感じる人もいるのではないでしょうか。
一体なぜ、このような名称が付けられたのか?
これにもやはり、過去のルールが関係しています。
コンバージョンキックが決まれば、トライを決めた点数にさらに2点が追加されるというのが現行のルール。
しかし以前はコンバージョンキックが決まればトライの点数はなくなり、コンバージョンキックの点数に「転換」されるという考え方だったのです。
つまりはどういうことか。
今と昔ではトライの点数が異なりますが、ここではわかりやすくどちらも5点として説明をしたいと思います。
現代のルールは、トライの5点にコンバージョンキックが決まれば2点が追加されて7点が入るというものです。
これに対して以前のルールは、トライの5点がなくなってコンバージョンキックの7点が入るというもの。
両方とも入る点数は同じですが、2点に5点が加点されるのではなく以前は5点が7点に「転換」されるというルールだったんです。
コンバージョンキックという名称も、そこから来ています。

 

ロック

ロック

ラグビーには、ロックというポジションがあります。
これは岩を意味するrockではなく、錠を意味するlockから来ている名前です。
身長の高い選手が担うことが多いポジションで、腕全体で他の選手を抱え込んでスクラムをがっちりロックする役割があります。

 

フッカー

スクラム時に、最善率の中央で活躍するフッカー。
そんなフッカーは、足を鉤(fook)のようにしてボールを引き入れることからこの名前が付けられています。

 

プロップ

スクラム時に、フッカーの左右から最前列で相手フォアードと組み合うプロップ。
そんなプロップ(prop)には支柱という意味があり、その名前の通りスクラム時においても柱として活躍するポジションです。

 

スタンドオフ

スタンドオフは司令塔的ポジション。
スクラムから離れている所に立っていることから、STAND OFF(離れて立つ)という名前が付けられました。
ラグビーの花形ポジションとも言われています。

 

ラグビーの奥深さを知る

ラグビーの奥深さを知る

さまざまな用語が飛び交うラグビー。
初心者はそうした用語やルールを覚えるだけで大変かもしれませんが、知れば知るほどラグビーの奥深さが理解できるようになります。
またすでにファンという方も、用語の成り立ちや歴史を調べればさらなる発見に出会えるかもしれません。
日本代表の奮闘もあり、人気が急上昇しているラグビー。
人気が上がればラグビー選手を志す若者も増えますし、今後はさらにレベルが高まっていきそうです。

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