日本人が良い?それともやっぱり外国人?サッカー日本代表監督の国籍
- 2018/07/14
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改めて考えさせられるサッカー日本代表監督の国籍
ロシアW杯でのサッカー日本代表は大方の予想に反し、史上最高の結果を出しました。
念願のグループリーグを突破し、決勝トーナメントでは世界ランキング3位の優勝候補ベルギーを土俵際に追い込んだのです。
もちろんベルギーが次に対戦が予想されたブラジル戦に向けて体力を温存し、1点を取って軽く流して終わらせようとしていたのは疑う余地もありません。
それでももう少しだけの運次第で大番狂わせを起しそうになった西野監督に世間は絶賛をしています。
サッカー日本代表監督は、かつてオフト監督によってW杯の舞台を一気に身近にさせてくれたものです。
それからも岡田監督を除き、外国人監督をメインに据えて来たものです。
今回のハリルジャパンを引き継いだ急造の西野ジャパンによる大健闘によって、サッカー協会がどういう方向に舵を取るのか、そしてその結果も注目されます。
どういう選択をしても日本人監督でも外国人監督でもそれぞれのメリットを活かしてもらいたいものです。
ここでどのようにメリットが違うのか、いったん整理しておきましょう。
・外国人監督の実績
オフト監督以降の外国人監督はファルカン、トルシエ、ジーコ、オシム、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチといますが、期待された割に結果的にイメージはそれほど良くはありません。
日本代表に残せたものがあるかと言えば、はっきりとしたものは無く、交代する度に新たなサッカースタイルが求められているようです。
そんな暗中模索的な状態にあるのが日本のサッカーであるので、それも肯定するべきかもしれません。
しかし、今回のW杯で日本の取るべきスタイルは定着されるべきのようでもあります。
日本人のメリット
・円滑なコミュニケーション
これはハリルホジッチ監督解任の根拠とされている点です。
監督が外国人であれば、日本人選手の感覚がわかっているとしてもどうしても上っ面の域は抜け出せません。
また通訳を介しますので、そこで正しく伝わらない言葉の壁は必ずあります。
単純に伝わるにも倍の時間を要しますので、ミーティングをやっても日本人同士の場合よりも半分しかできないことになります。
特に個で勝てないために組織で対抗する日本のサッカーにおいて、コミュニケーションは他国に比べてとても重要になりますのでこの点で不利な選択にはなります。
実際に、これまでの歴代外国人監督には共通した課題だったのです。
・責任意識が高くなる
外国人は結果に関わらず契約が満了すれば自国に帰るだけです。
日本人であれば、納得しない結果を出しては国内で生活するのも辛くなるという心配もあります。
かつて加茂監督が更迭された後、サッカー界で発言力が小さくなったものです。
引き継いだ岡田監督もW杯に出られなかったら、どこで暮らそうかまで考えたこともあるそうです。
そのようなプレッシャーを受けて立てる人物も少ないのかもしれません。
外国人のメリット
・国際試合の経験が豊富
残念ながら世界のサッカーを知っているとされる日本人監督は不在です。
そのため、勝負を分けるポイントでの采配が懸念されます。
しかし、これは一般論でこれまでの外国人監督にW杯で納得させられるほどの采配があったと言う印象はあまりありません。
むしろどう見てもわからない采配のおかげで足を引っ張られたことの方が印象深いような気もします。
個人的にはW杯出場経験など一切無くても、結局のところは変わりはないのではないでしょうか。
・外国人であればヨーロッパがいい
現状では単純に今回のW杯での成績からしても、ヨーロッパ諸国が世界のサッカーを牽引していると思われます。
中南米系の外国人はブラジル代表に見受けられるように、勝負よりもサッカーの楽しさが大切であるかのようにも感じられます。
試合毎にまた試合の中でもケースバイケースに応じた戦略を立てられるのは、ヨーロッパ人でしかないでしょう。
日本人の経験では分析こそできても、場面に応じた即興性には乏しいのです。