ゴルフが消えるって本当?今後のゴルフ業界に未来はあるのか?
- 2018/07/12
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ゴルフが消える?
ゴルフが趣味のオヤジは、毎週のようにゴルフ場や打ちっ放しで楽しんでいるのではないでしょうか。しかし、実は日本では「ゴルフが消える」なんて声があるのです。日本でのゴルフ人口は減っており、このままではゴルフというスポーツが「終わる」との危機感があるのです。
そこで今回は、ゴルフ業界の現状と将来について紹介していきたいと思います。
ゴルフ業界の現状
ゴルフ業界は衰退しつつあるとされています。実際にゴルフ人口は減少しており、とくに若者のゴルフ離れが顕著です。ゴルフ場の倒産も増えており、2018年は4月までに13件もゴルフ場が倒産しています。
このペースが続けば、リーマンショック以降で最多の倒産数となる可能性があるのです。このように、ゴルフ業界の現状は、すでに厳しい状況となっているのです。
なぜゴルフ人口は減少した?
ゴルフ人口が減少した理由には様々な要素があるのですが、なかでも大きいのが若者のゴルフ離れにあります。オヤジ世代やそれより上の世代に受け入れられてきたゴルフですが、若者には受け入れられていないのが現状です。この理由は、ゴルフのイメージが大きいです。若者からすれば、ゴルフのイメージは「お金がかかる」「接待の場」などとなっています。このイメージから、若者がゴルフに近づかない理由が分かると思います。
実際に、ゴルフの道具を一式揃えるだけで、数万円はかかり、定期的にゴルフ場でプレーすれば多くの金額が必要です。そこにプラスして、企業のゴルフ接待が減ってしまいました。これにより、若者のゴルフ離れが進んでいってしまったのです。
ゴルフ業界の将来をかけたルール変更
実は、ゴルフ人口の減少は日本だけではありません。世界的にゴルフ人口の減少が叫ばれています。危機感を感じた米国ゴルフ協会は、すでに手を打っています。
そのひとつが、2019年に施行される新ルールです。ゴルフは初心者にとって分かりにくいルールが多くあります。そこで、ゴルフ初心者の取り込みを目指し、「分かりやすさ」「プレー時間の時短」をポイントに新ルールを発表したのです。もちろん、ルール変更だけで簡単にゴルフ人口が増加するわけではないでしょう。
しかし、世界的にゴルフ業界は危機感を持っており、将来に向けて動いているのです。
動き始めたゴルフ場
動き始めたのは協会だけではありません。日本国内のゴルフ場も、すでに動き始めています。ゴルフ人口が減れば、ゴルフ場同士でお客の取り合いになります。
そこで、付加価値を与えるゴルフ場が増えているのです。事例のひとつとして挙げられるのが、埼玉県にある「KOSHIGAYA GOLF CLUB」です。このゴルフ場は、2014年にリニューアルオープンされています。クラブハウスの屋上ではグランピングを楽しむことができ、バーベキューを行うことが可能です。
さらに、オシャレなカフェがあるなど、アウトドアリゾート施設といった感じのゴルフ場となっています。そのため、女性が利用しやすく、女性のお客様が多いとのことです。
このように、ゴルフ初心者や女性でも楽しめるように、ゴルフ場も工夫し始めているのです。
今後もゴルフを楽しもう!
ゴルフを楽しむオヤジにとっては、「ゴルフが消える」と言われてもしっくりこないと思います。しかし、現実としてゴルフ人口は減少しており、ゴルフ場の倒産も増えています。
ただ、だからゴルフが無くなることはありません。世界的にゴルフ人口は減少しており、米国ゴルフ協会はルール変更によって、ゴルフ人口増加を狙っています。ゴルフ場も初心者や女性向けのサービスや付加価値を与え、将来に向かって動き出しているのです。
そのため、不安にならずオヤジはどんどんゴルフを楽しみましょう。