ボウリングは今は両手投げが主流って知ってましたか?
- 2018/07/06
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新たなボウリングが両手投げで始まっている
かつてその昔、日本中で隆盛を誇った人気レジャースポーツであったボウリングは、今でも一定の人気を維持しています。
テレビでも毎週、Pリーグの中継が行われており、ボウリング場も減りこそしましたが残ったボウリング場には活気が残されています。
そんなボーリングに革命的な投げ方が登場して注目されています。
これまでの3つの穴に指を差し込んでスマートなフォームで投げていたボウリングに、両手投げという新たな投法が導入されているのです。
一体、どうしてそんなことになっているのか、片手投げが当たり前としか思っていなかったボウリングの今の状況を調べてみました。
両手投げが主流になった経緯
ボウリングのボールは重いので両手で投げる発想はわかります。
そこで穴に指も入れず両手で抱えて股の間から真っ直ぐ投げる方法なら見たこともあるかもしれません。
しかし、これは子供がする可愛い投げ方でしか無かったでしょう。
今、流行っている両手投げはそのようなものではなく、もっと合理的なものなのです。
・両手投げの起源
両手投げが市場に出回るようになったのは、約15年前にオーストラリアの選手が国際大会で披露した頃になります。
その後も両手投げで全米プロボウリング界のトップクラス選手になっているのです。
すると真似をする選手も登場し、日本でも実際に全国選手権などの大会で両手投げを駆使して優勝している人も誕生しているのです。
他の選手でもできることがわかるにつれ、広く一般人でも真似をする人が増え続けてきたのです。
・両手投げの優しさ
これまでの片手投げは、スタイリッシュではありましたが、身体に偏った負担のかかるものでもありました。
それがボウリングの投げ方だと擦り込まれているうちは、当たり前のようにしか感じなかったものです。
ところが一度、両手投げをしてみれば、部分的な筋肉への負担が軽いのに気付かされます。
そのためにコントロールもしやすいことにも気付かされます。
気になるのは馴染まない投球フォームのカッコ悪さですが、それも最初の間の違和感に過ぎないことにも気付かされるのです。
両手投げの方法
両手投げは、普通の片手投げの際にバランスを取っていただけのもう片方の手もボールを支えることになります。
ボールを押し出す瞬間に両手の力を集中するのです。
これによりボールを掴むことに使われていた親指の役割が軽減されますので、最初から親指を穴から抜いていたり早めに親指を抜くこともできます。
こうしたタイミングの取り方などに個人の自由度も高くできるとされています。
親指を抜くことでボールにより強い回転もかけられますので、ピンアクションも大きくなってくれるのです。
全体にはフォームのダイナミックさに欠けてしまいますが、その分、ブレの無い安定した投球にもなります。
両手投げをやってみればわかりますが、より下半身や体幹への依存度が高くなります。
そのためレジャー感覚ではなく、全身の筋肉を使ったよりスポーツに近い動作となるのです。
両手投げの現状と将来
そうは言っても、覚えの良い子供の頃からやって来た片手投げを大人になって両手投げに改めるのはあまりに大きな技術のギャップがあります。
使う筋肉も違ってきますし、全く違うスポーツを始めるような感覚さえあるでしょう。
身体に染みついていたフォームを大きく変えるのは、かえってスコアの悪化に繋がるリスクもあります。
まずは新たに筋トレから始める必要さえありそうです。
そこで理論の割にはまだまだ普及はしていません。
しかし、これからはボウリングを始める子供の頃から両手投げをする世代が増えると予想されています。
今後10年もすれば、両手投げが主流どころか当たり前の投げ方になっていることも十分予想されるのです。