サッカーロシアW杯を観戦するためには「FAN ID」なるものが必要らしい
- 2018/05/03
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「ロシアW杯ってどうなっちゃってるの?」
ほんとびっくりしました。サッカー日本代表監督が2カ月前に更迭されるなんて!前代未聞の展開ですね。
更迭は、過去に予選ではありました。98年W杯予選の加茂監督から岡田監督へ。
記憶に新しいアギーレ監督(予選ではありませんが)からハリル・ホジッチ監督からの西野監督!!!!招集。
来月6月にロシアで開催されるW杯ですが、日本代表はどうなってしまうのでしょうか?
まあ、ハリル監督が続投のままでも、アジア予選で見せた相手の長所を消すサッカーである通称カメレオン作戦で相手の長所を封じて、選手が走り回り一発を狙うつまらないサッカーをまい進して予選敗退。
そして、「自分たちのサッカー」が再燃する!っというストーリーが目に見えていたので少し早めに進んだということで問題なしだと筆者は思うのですが。
西野監督に引き継がれた“タスキ”ですが、どういったサッカーを見せてくれるか
5月30日のガーナ戦はW杯初戦より興味津々です。
そして、メンバー発表でどんなサプライズが待っているのか楽しみでなりません。
大物の落選があるとよだれものです。〇田選手とか〇川選手だとか〇〇シンジ選手とか!
こんなことが起こったらもっと深い混乱を呼びそうですね。
W杯まで日本代表はロシアの地では2試合の親善試合(スイス・パラグアイ)を挟んで6月19日にグループリーグ初戦のコロンビア戦へと続いていきます。
しかし実際、世の中であまり盛り上がっていないのが現実です。
情報もあまりなく、世間は日本代表山口蛍選手ではなくTOKIO山口メンバーに注目があつまっている事態です。
W杯関連の情報で今更ですが、初耳なことがありびっくりした情報を聞いたので共有します。
そんなことも知らなかったのかといわれてしまうかもですが。
「FAN IDってなんぞや?」
今回のロシアW杯には観戦チケットだけでは試合が観ることができないこと知ってましたか?
どうやら「FAN ID」という身分証明書が必須なようです。
さすがに、すでにロシア行きのチケットを持っていて知らないなんて人はいないと思いますが、チケットも取る気もなく現地に行く気がさらさらない筆者のような人には「何それおいしいの?」状態ですよね。
今回の観戦の際、事前に「FAN ID」と呼ばれる身分証明書の取得が義務付けられています。チケット併せて全試合入場時に提示が必要となります。さらに子供でも1つ必要とのことです。
これを読んで取得めんどくさい!と思った方、実はこの「FAN ID」には様々な特典があるようなので紹介したいと思います。
「FAN IDで特典が満載!」
ひとりひとり写真入りのIDカードになっていて、以下の用途に使えると「FAN ID」公式ページで記載がありました。
①入国時にビザが不要
通常、ロシアに入国するためには、事前にビザの発行が必要なのです。しかし、ワールドカップのチケットを購入していて、FAN IDを取得していれば、ビザが不要となります。
②試合会場での観戦が快適・安全
試合会場に入場する際にFAN IDを使って本人確認がきっちり確認されるようです。
テロの影響など厳しくなるチェック体制にうんざりするファンも多いと思いますがこれでスムーズに試合会場に入れるはず。IDを持っている人間のみが試合会場に入れるので、快適・安全なんだとか。2002年の日韓W杯に観戦に行って荷物チェックで長蛇のれつを経験した筆者ですがこれには賛成です。
③公共交通機関が無料
なんとFAN IDを使って無料乗車サービスが可能だとか。各都市での交通機関にも使えて各都市間を移動する臨時列車の予約にも使えます。
「FAN IDの申請の仕方」
まずは、チケットを購入する必要があるようです。
申込ではなく、購入済みのチケットがあることが条件ということです。
そして試合を楽しむにはFAN ID(観客身分証明書)が必要です。FAN IDはFAN IDの発行順に従って、FAN ID発行センターで発行されます。FAN IDを取得するには、このウェブサイトで申請書をご記入ください。または、FAN ID発行センターまでお申し込みください。と公式に記載がありました。
◆申請の流れ
①まずはじめにW杯のチケットを購入
②WEBサイトで登録
③FAN IDを郵送かFAN ID発行センター(ロシア)で受取る
④試合観戦の際には、スタジアムに携帯(入場に必要)
まあチケットを取得しない筆者を含めて、今更ながら申請をするなんて方はほとんどいないでしょう。
チケットもそうですが、「FAN ID」がないと試合を観戦できません。現地に行くときにせっかく取得した「FAN ID」を紛失した!日本に忘れた・・・。なんてことないように気を付けてください。現地に行って入れないなんて悲しすぎます。
「はじめての試みVARとは」
今回のロシアW杯では「FAN ID」もですが他にも初の試みが他にもあります。
それが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)です。
VARとは映像を用いて判定を補助するシステムのことです。昨年からテストで実際に実施されて様々な不評がありました。
例えば、これまでVARが使用された際には、主審のみがリプレイ映像を確認し、判定を下していました。このため選手たちや、監督、スタジアムにいるファンなどは、どのように判定が下されたのかを理解することが出来ず、この点が問題視されていました。
しかし、ロシアW杯では、主審がVARを用いて判定を下した経緯について、スタジアムにある巨大スクリーンでリプレイ映像とともに、説明文付きで表示されることになるようです。
導入には賛成する選手や監督も多く、しっかりとした説明が問題視されていた部分うをクリアにしてくれそうです。
日本代表戦でも実施
日本代表も親善試合で昨年このVARでの試合を体験しています。
ブラジル代表との一戦で、主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって、ジャッジを下す場面がありました。
その試合のVARを振り返えると、日本はCKの競り合いで吉田麻也選手がペナルティエリア内でフェルナンジーニョを抱えてしまいそのまま倒してしまいました。プレーは流されたものの、主審がビデオ・アシスタント・レフェリーを宣言しリプレイを確認すると、吉田のプレーをファウルと判断。そして、時間差でブラジルにPKが与えられ、このPKをネイマール選手が決めたことにより、日本はビデオ判定により先制点を許すことに。
さらに酒井宏樹選手がネイマール選手と競り合い、そのまま勢い余って転倒するとネイマールは倒れ込んだ酒井選手を小突いてしまう。
その場ではファウルの判定に止まったが、その後、主審がVARでリプレイを確認しネイマール選手にイエローカードが提示されました。
このVARがあることで、主審から見えないところであった汚いプレーが減りよいことが多いのです。しかし、試合の流れからのスーパーゴールなど取り消されてしまう事態にもなりかねませんね。ですがそこもサッカーの面白いところなのです。また新しい悲劇?歓喜が生まれそうです。
紹介した「FAN ID」「VAR」ですがロシアW杯は、両方とも試合前・試合中の違いはあれどもチェック体制の強化が図れた大会になるといえそうです。
日本代表にとってもファンにとって、今後のスタンダードとなるようなはじめて尽くしで迎える大会になりそうです。