バットの長さや大きさは決まっているの?
- 2017/07/21
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プロ野球で使用されているバットの規定は?
プロ野球では、金属ではなく木製のバットが使用をされています。
大きさにおいても定められており、全長は106.7cm以内。
また、バットの最も太い部分は直径6.6cm以内とされています。
重さにおいては特に定められていませんが、ほとんどの選手が1000g以内のバットを使用しています。
高校野球では
プロ野球の木製バットと違い、金属バットが使用されている高校野球。
そんな高校野球では、バットの重さは900gを超えていることが定められています。
このルールが決まったのは2001年からで、それまでは過度な軽量化が進んでいました。
軽いとやはり耐久性が落ちるもので、改定されたのはバットの破損を減らすためでもありました。
高校野球はプロ野球よりも予算が少ないので、そのような選択に向かわせたのは自然なことでしょう。
また、強烈な打球によるリスクも懸念されたそうです。
バットが長いと飛ぶ?
バットは長い方が飛ぶ。
そのようなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、バットは長い方が遠心力が働きますので飛距離は出やすい傾向にあります。
それではホームランバッターはみんな規定ギリギリの長いバットを使っているのかというと、これはそうとも言えません。
バットを長くすれば、それだけ振り回すのが難しくなります。
いかに飛距離を有していても、ボールに当てなければ何も始まりません。
そのため、長いバットを使ったからと言ってシーズンのホームランが増えるとは限らないのです。
重さに関しても同様で、重い方が飛距離は出るのですがまともに扱えなければホームランが増えることはまずありません。
また個人の体格や打撃フォームによっても適切なバットの大きさは異なるため、結局は自分に合っているかどうかというのが重要になります。
イチローのバット
日米合わせ4000安打超を記録し、歴代最高の日本人野手と言えるイチロー。
そんなイチローのバットは、長さ85センチ。
名古屋市の工場で、職人の手によって作られています。
ルーキーの頃から基本的な形状は変わっておらず、年間80本から90本ほどを渡しているそうです。
凡退をした時など思わずバットを粗末に扱ってしまう選手もいますが、イチローに関してはそういった話をまるで聞きません。
道具に対しても並々ならぬこだわりを持っており、敬意すら感じられるイチロー。
若い選手やアマチュアにはイチローに憧れている選手が数え切れないほどいますが、実績やプレースタイルだけではなくこうした姿勢にも惹きつけられているのでしょう。
まとめ
このようにバットの大きさはある程度決められており、選手はその範囲から自分に合ったものを模索していくことになります。
その選択によって、成績が左右されることもあるのでしょう。
野球の歴史と同じ時を歩んできた、バット。
これからもさまざまなバットが職人の手によって作られ、選手と共にあらゆる名シーンを刻み続けてくれることでしょう。