張本勲に喝! 3085安打の張本さんをぎゃふんと言わせる方法を探る
- 2017/07/06
- ライフスタイル・娯楽
- 763view
- スポーツ
- サッカー
- スポーツ
- プロ野球
- 記録
- 野球
張本勲に「喝」したい人、続出中?
人気情報番組『サンデーモーニング』に出演している野球評論家・張本勲氏。彼は番組中、毎週のように空気の読めない発言を繰り返す。Yahoo! などニュースサイトはその様子を記事にし、読者コメント欄には彼の発言を批判する意見が書き込まれる。
こうも毎週批判されては落ち込んでしまいそうだが、張本さんは違う。耳栓でもしているの、というくらい飄々としている。何を言われてもどこ吹く風と聞き流すその姿勢に感服するとともに、意見は絶対に曲げないという評論家としての矜持を感じる。「あっぱれ」だ。
とはいうものの、張本さんにアンチが多いのは事実。専門ではない野球以外のスポーツや選手たちを頭ごなしに批判するその姿に怒りが収まらない視聴者も多いだろう。
そこで今回、そんな張本さんをぎゃふんと言わせる方法を探っていきたい。
張本さんってどんな人?
張本勲氏は、現在77歳の元プロ野球選手。日本プロ野球史上で唯一3000本安打を達成している。また、500本塁打かつ300盗塁を記録しているのも長いプロ野球の歴史で彼1人だけ。ヒットを量産できるだけでなく、長打力や走力にも優れた日本プロ野球界のレジェンドプレイヤーだ。
野球以外のスポーツには興味がない
張本さんの過去の発言を振り返ると、野球以外のスポーツには興味がなさそうだ。
岡崎慎司選手の所属するレスター・シティFCが2016年シーズンのイングランド・プレミアリーグでクラブ創設133年目の初優勝を果たしたときには「よその国でやっていること。100年だろうが300年だろうが関係ない」とコメント。
また、日本サッカー界のレジェンド三浦知良選手がJ最年長ゴールをマークしたときのコメントは「カズファンには悪いけど、もうお辞めなさい」だった。
記憶に新しいのは、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)浦和―済州戦で乱闘騒ぎが起こったときの次のコメント。「お前をやっつけたんだという態度を取っちゃダメよ」。本当に映像をみていたの? と疑問を感じる。
他にも、卓球の水谷隼選手のガッツポーズや、中央大学の箱根駅伝予選敗退にも批判的なコメントを残している。
メジャーリーグにも興味がない
張本さんは海の向こうのメジャーリーグにも興味がなさそうだ。
ヤンキース・田中将大投手とレンジャーズ・ダルビッシュ有投手のメジャー初対戦では「大騒ぎしすぎだよ」とコメント。田中選手が8回、ダルビッシュ選手が7回をそれぞれ無失点に抑えたことについては「うれしい」と前置きした上で「(両選手とも)今年は並のピッチャーですよ」と発言した。
そんなメジャーに否定的な張本さんも、マーリンズのイチロー選手は好きなようだ。日米通算4257安打を達成したときには「中距離打者では私が1番だと思ったがイチローにはかなわない」とコメントしている。
しかし、イチロー選手の記録は日米通算。日本では自分が1番と思っているはず。
やっぱり、日本のプロ野球のみで3085安打の記録が塗り替えられたときの張本さんのコメントを聞いてみたい。
3085安打を抜く可能性のある選手は?
まず、名球会入りの条件である2000本安打を達成するのがむずかしい。近年は、試合数の増加や選手寿命の延長などを理由に、2000本安打を達成する選手が増えている。しかし、80年以上のプロ野球の歴史で先日の荒木雅博選手でやっと48人目だ。
そして、荒木選手の年齢は39歳。今後1000本以上の安打を積み上げられるとは考えにくい。2000本安打まであと100本と迫っている選手は、阿部慎之助、内川聖一、福浦和也、鳥谷敬の4選手。それぞれの年齢は38、34、41、36歳と、彼らもまたキャリアの終盤に差し掛かっている。
張本さんが2000 本安打を達成したのは32歳2カ月のとき。その後、1975年をのぞき38歳のシーズンまで3割をキープし、1980年の40歳のシーズンで3000本安打を達成。引退する翌1981年までに2752試合で3085本の安打を積み上げた。
アンチの期待の星、巨人・坂本選手
20代の選手で1番2000本安打に近いのは、巨人・坂本勇人選手。2015年シーズン終了時点での通算安打数は1402本。2番手は216本のNPBシーズン安打記録保持者の秋山翔吾選手の846本。坂本選手は同い年の秋山選手と比べて、556本多く安打を放っている。
坂本選手がレギュラーになってからのシーズン安打数は1年あたり156本。このままのペースを維持すると2000本安打は2020年シーズンの終わりごろ。1988年12月生まれの坂本選手が32歳になる前。張本さんの3085安打を抜くのは2027年シーズン、39歳のとき。
坂本選手が安打記録を塗りかえたとき、張本さんはどのようなコメントを残すのか。
そこはやっぱり張本さん。自分の時代より試合数が多いとかなんとか言って自分が1番と発言してもらいたい。アンチだって心の底ではそんな張本さんを期待しているのでは?
なんだかんだ愛されている張本さん。いつまでも元気でいてほしい。