野球の審判は何人必要なのか?
- 2017/06/26
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審判の人数は?
グラウンドにおいて絶対的な権限を持つ審判員。
現代のプロ野球では、その人数は4人と定められています。
ただ夏のオールスター、秋のクライマックスシリーズや日本シリーズといった試合では例外的に6人制が敷かれています。
また審判には「球審」「累審」「線審」といった種類があり、それぞれに異なった役割があります。
球審
野球の審判と聞いて多くの人がイメージをするのは、捕手の後ろでコールをする球審のことではないでしょうか。
攻守が変わっても球審は変わりませんので、テレビに映っている時間は必然的にどの選手よりも長くなります。
投手が投げる「ストライク」や「ボール」の判定の他、プレイボールなどの宣告も球審の仕事です。
もちろん、得点に直結をするホームベース上のセーフアウトの判定も球審が行っています。
仕事が多ければ危険が最も多いのも球審で、至近距離による打者のファールがライナーで直撃をする場面もあります。
また球審のことを主審と呼ぶ場合もありますが、厳密には球審だからといって主審とは限りません。
累審
現代のプロ野球では、1人の球審と3人の塁審によってゲームが行われる場合がほとんどです。
累審は一塁・二塁・三塁付近にそれぞれ1人ずつ位置取り、主にベース上の判定やフェア・ファールの判定を行っています。
ファウルラインの外側にいる一塁・三塁の累審と違い、二塁の累審はグラウンド内の中央近くに位置しています。
そのため二塁の累審は、他の累審よりも選手のプレーを邪魔しないように注意をする必要があります。
外審
通常のペナントレースは4人の審判で試合が行われますが、日本シリーズなどのビッグゲームではそこの2人の外審が追加されます。
外審はライト・レフトのファウルラインの外側に位置取り、ホームランを含む打球のフェア・ファウルの判定を行います。
また外審がいない通常の試合では、累審がその役割を兼ねています。
メジャーリーグの審判の人数は?
メジャーリーグの審判も基本的には4人制です。
ただワールドシリーズ・プレーオフ・オールスターゲームといった特別な試合では、こちらも6人となっています。
またマイナーリーグの場合はメジャーと異なり3Aが3人制、2A・1Aが2人制となっています。
ビデオ判定について
現代のプロ野球では、ホームランやホームベース上の際どい判定に抗議があった場合にはビデオ判定に移ることもあります。
ビデオの方がより正確な判定を下すことができますので、その有用性は多くの関係者やファンに認められています。
プロ野球においては得点シーンのみですが、メジャーリーグではそれ以外の場面にもビデオが用いられることがあります。
日本もいずれそうなることは、十分にあり得るでしょう。
ただすでにそうなっているメジャーで審判の人数が変わっていないように、スムーズな進行のためには審判の存在を欠かすことはできません。
これからもしばらくは、日本・アメリカ共に4人制・6人制が守られていくのではないでしょうか。