他にもまだある「ゆるスポーツ」トントンボイス相撲

  • 2016/12/09
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極端に痩せていてもできる相撲がトントンボイス

ゆるく生きるのがトレンドという社会でのスポーツなら、世界ゆるスポーツ協会にお任せといった感じです。ゆるキャラ全盛期なのだから、ゆるスポーツがあってもおかしくないと思うあなたは立派なゆるスポーツプレイヤーになれます。

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今回、注目するのは「トントンボイス相撲」です。
まさにゆるい名称ですが、何となく紙相撲をイメージする人も多いだろうと思われる名前です。しかし、紙相撲をスポーツだと考えている人がどれだけいるでしょうか?

紙相撲は紙でできた力士に振動を加えて倒すケームです。振動を加えるために、力士が乗っている台(土俵)を手で叩くなどの動作を必要とします。この点でスポーツといっても良いのではないでしょうか。

一方、トントンボイス相撲は手を使いません。足も使いません。使うのは口です。口でトントンと言い続けるのです。紙相撲と同様に振動で決着を付けますが、その振動はトントンというボイスだったのです。紙相撲の手を使わないバージョンともいえるでしょう。

なぜ、トントンというだけで振動が起きるのかといえば、対戦者が装着したヘッドセットのマイクを通して、トントンという音声が振動に変換されるのです。この振動が土俵を揺らすことで力士が動きます。

つまり、競技者は声を発することができさえすればスポーツに参加できることになります。誰もがスポーツプレイヤーになれる。そのための「ゆるスポーツ」のなかでも代表的な種目といえそうです。

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薄い作り物の力士とは思えない豪快な投げ技も

しかし、所詮は薄い作り物の人形である紙力士を組み合わせただけだろうとか、パタンと倒れておしまいという見所の無い遊びだとか言って切り捨てる人がいてもおかしくはありません。

ただ、一度で良いので「世界ゆるスポーツ協会」のサイトで実際のトントンボイス相撲の様子を見てから判断してください。取組み内容は多彩で、豪快な上手投げ?など技も豊富に繰り出されています。これが、作り物かと思うほどの完成度です。

とにかく面白くて、発声という運動ができるトントンボイス相撲。ですが、一点だけ残念なことがあります。それは、ちゃんとした装置が必要という点です。トントンと発声するだけで振動する装置がないことには実施できないわけですから、いまやってみたいオヤジの気持ちには応えられません。

あの装置を入手するのにいくらかかるのか。機構自体は簡単なものでしょうが、一式そろえてまではと考えるのも人情です。もともとが、喉の機能が低下した高齢者向けリハビリスポーツという性格を持ったスポーツであるため、施設などでの実施が中心なのは仕方ないところです。これから、どんどん広まることを期待しましょう。

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どうしても自宅でやりたいオヤジは、世界ゆるスポーツ協会に問い合わせてみるのも良いでしょう。できるかどうかはわかりませんが、きかないと始まりませんからね。ちなみに、トントンボイス相撲はペアで戦う団体戦にも対応しているそうです。

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