スポーツのルール~ネットインの細かい違い

  • 2016/10/17
  • ライフスタイル・娯楽
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ネットインサーブが有効な種目

色々なスポーツを一度に見る機会といえば、オリンピックとパラリンピックくらいしかありません。そして、オリンピックを見るたびに同じような競技なのに、なぜこの部分のルールが異なるのかという疑問を持つ人もいることでしょう。

それが顕著にみられるのがネットを介して向き合う球技です。

・バレーボール

・テニス

・卓球

・バドミントン

この4大人気種目では、サーブを打ってゲームが始まります。

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ARZTSAMUI / Shutterstock.com

そのサーブがネットに触れることもあれば、ラリーの最中に球がネットに触れることもあります。
そのときにどんな扱いになるのか?
非常に細かい話ですが、隙間知識として知っておいて損はないのがオヤジ世代です。

 

・バレーボール…ネットに触れても相手側コート内に入ればOK
バレーボールでは、サーブでもラリーでも相手側陣内にボールが入れば有効打として扱われます。コートの大きさとボールの大きさから、ネットにかかって入った球は比較的拾い易いようです。しかし、強打を警戒して後方に位置していた場合はフェイントのような効果をもたらすこともあります。

 

・バドミントン…サービス球がネットに乗ってしまった場合と引っかかった場合は反則をとられます。羽根が付いているからこその現象です。ネットに触れただけならインプレーです。
ラリー中にネットに触れて入っても有効ですが、マナーとして手を上げて謝るポーズをとります。

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ネットインサーブが認められない種目

・テニス…相手側枠内に入った場合でもサーブはやり直し
テニスの場合は、たとえネットインの状態であってもネットに触れたサービスはやり直しとなります。ファーストサービスならあらためて2つ、セカンドサービスなら1つです。
しかし、ラリー中のネットインはそのまま有効となります。途中で止めてやり直すのは現実的ではありませんので妥当なルールです。

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FlashStudio / Shutterstock.com

 

卓球…テーブルテニスというだけのことはある
卓球は英語でテーブルテニスです。サービスのネットインについても、テニスと同じ考え方になっています。つまり、やり直しです。ただ、ネットインしたときのコールが異なります。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでも見られましたが、テニスでは「ファーストサービス」または「セカンドサービス」とやり直すべきサーブの名前をコールしています。これに対し、卓球では「レット」とコールします。

ラリー中のネットインは、当然テニスと同じで有効です。しかし、この場合はバドミントンと同様に手を上げて謝る素振りを見せるのがマナーです。

以上のように、4種目ともラリーのネットインは有効で一致しています。しかし、サービスではバレーボールとバドミントンがネットインを有効とし、テニスと卓球はやり直しとしています。ところが、このネットインを謝罪対象としているのはバドミントンと卓球であり、有効やり直しのグループとは異なります。

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CHEN WS / Shutterstock.com

確実にいえるのは、試合スペースの小さい2種目でネットインを謝罪対象としていることです。これは、バレーボールやテニスならネットインに対応する余地があるのに対し、狭いエリアでポトンと落ちる競技だと失点確実だからとも考えられます。

こんなことを考えながらスポーツを見るのも、オヤジ世代のひとつの楽しみ方です。

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