ラジオNIKKEI賞2017 残念ダービー第2戦に挑むサトノクロニクル
- 2017/06/25
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いまや裏京都の白百合Sこそ残念ダービーか
3歳馬の大目標とはいえ、そこへ出走するだけでも大変な日本ダービー。
陣営の悲喜こもごもが毎年聞かれるわけだが、今年「残念組」に
属する一番手は、なんといってもサトノクロニクル(牡3・池江厩舎)だったろうか。
兄サトノラーゼンと同様の道を歩みながら、トライアルの着順がわずかにひとつ足らず、ダービー出走ならず。
ダービー前日の白百合Sでうっぷん晴らし?(ハナ差辛勝だけに……)できたのかはわからないが、秋に向け本賞金は稼いだ。
さて夏はひと休みして、と思ったらなんとここ福島へ出走予定。
本気度としては、いかほどのものだろうか。
最近の主流ローテはダービートライアル
近年のラジオNIKKEI賞の勝ち馬プロフィールを見ると、ローテとしてはほぼ2通りに分かれる。つまり、
▼ダービートライアルから、本番使わずここ直行
▼条件戦を勝ってすぐここ通用
このどちらかだ。
直近3年はトライアル組が続けて勝っているが、その前3年は条件戦組が勝つなど傾向は周期的に入れ替わるので、どちらが有利とまでは言えない。
サトノクロニクルのように、ダービー週の番組を使った馬としては、09年のストロングガルーダが当時のエーデルワイスS(3歳1000万下)経由で勝っている。
この時期の3歳OP=1000万下と考えれば、サトノにとっては悪いデータではない。
むしろ自身の適性が問われるか
ファンならずとも心配されるのが本馬の「小回り適性」だろう。
今までにサトノが経験した競馬場とレース条件は、ほぼすべて広いコースでのびのび走ったものばかり。だから前走でもギリ差しが間に合ったと言えそうだが。
2月に中山で水仙賞を走っているが、これは当欄でもよく指摘する特殊な2200という距離であり、コース形態がまったく中山らしくないのびのび設計。
むしろ府中適性がある馬がよく馬券に突っ込むので、サトノにはピッタリとも言える条件だった。陣営がよく考慮して使っていることがわかる。
そう、陣営としては「のびのびだけでは、今後どこかで苦杯をなめる時が来る」と感じているのかもしれない。
とくに有力馬を毎年管理するこの敏腕トレーナーは、時として管理馬に課題を突きつけるときがある。ラブリーデイらもそうだった。
出入りの激しい福島コースで、愛馬に何かをつかんでほしいと思っているのかもしれない。
ライバルたちも多士済々
▼ライジングリーズン(牝3・奥村厩舎)
こちらはもろ小回り向きの牝馬。課題は距離延長かも。
▼キングズラッシュ(牡3・久保田厩舎)
潜在能力はここでも通用。状態さえ整えば。
▼セダブリランテス(牡3・手塚厩舎)
芝ダート兼用、2戦2勝。天才肌が強いのもこのレースの特徴。
ズバリ、今年は激戦だ。