有馬記念2016 走りすぎにはご注意を 距離ファクターという新理論あり
- 2016/12/20
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消耗戦の様相呈する有馬記念
有馬記念が「今年残りの体力差比べ」レースとなったのは、いつ頃からだったろうか。
有馬記念は出たいと願って出られるレースではない。
そこにはまずファン投票があり、次いでJRAから選定されるという順をたどる。
だから中途半端な成績の馬は選ばれないし、今年ろくに走ってもいない馬は可能性ゼロ。
ある程度年間を通じて「皆勤賞」ペースで走っていないと、参加すらおぼつかない。
そこに有馬記念が「消耗戦」と称される所以がある。
あの名馬でさえ苦しい年間最終戦
ここ10年の成績を見ても、
▼凱旋門賞後のディープインパクト
▼G1を3連戦のブエナビスタ
らは、結局その年の有馬記念を勝っていない。
(2着にきているだけでもすごいこと)
これらの馬に代わって、
▼夏の条件戦から復帰したゴールドアクター
▼1年半ぶりの金鯱賞を叩いたウインバリアシオン
らを筆頭に、1年を走りきっていない馬たちが年末の主役を張るケースが目立つ。
もはや「有馬用に体力を残していない馬は、いくら強くても買ってはいけない」とまで言えそうだ。
残り体力を測る指標とは
さてその残り体力を計算する方法があれば、自分でもちょっと調べてみたいと思わないか。
これ以降は、昨年の東スポに掲載された新理論で、出所は東スポ「西の仕掛け人」上田琢巳氏のコラムである。
正しくは今年の有馬直前の記事を確認していただくとして、筆者が注目するそのファクターとは
▼「年間走破距離」と「レース平均距離」の関係
である。
近年有馬で穴をあける馬は、
「年間走破距離が少なく」
「平均距離があるゾーンに分布する」
傾向がある。
けっこうきれいな傾向が出る
たとえば昨年。
▼1着ゴールドアクター
距離計6900 平均2300
▼2着サウンズオブアース
距離計10500 平均2625
▽1番人気ゴールドシップ8着
距離計13000 平均2600
▽2番人気ラブリーデイ5着
距離計21400(走りすぎ!) 平均2377
▽3番人気リアファル最下位
距離計16470 平均2058
穴馬だけを挙げれば
14年
▼2着トゥザワールド 9番人気
距離計11600 平均2320
11年
▼2着エイシンフラッシュ 7番人気
距離計11800 平均2360
09年
▼3着エアシェイディ 11人気
距離計10400 平均2080
つまり
★年間走破距離13000M以下
★平均距離 2100〜2300M
このゾーン近辺に入る馬がいれば、買ってみて損はないようなのだ。
数値から見る今年の注目馬は?
▼アドマイヤデウス
12800 2560
▼サウンズオブアース
10500 2625
▼サトノダイヤモンド
11600 2320
▼マリアライト
11600 2320
▼ヤマカツエース
14400 2057
このあたりに注目だ。