香港マイル・香港カップ2016 カップはほぼ決まり?難問はマイルだ

  • 2016/12/05
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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香港カップはモーリスの勇姿を目に焼き付けるレース

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さて香港国際競争後半戦の最大の目玉は、何と言ってもモーリスの引退レースである香港カップ。
天皇賞秋の激烈な強さを見るともはや香港は「ただの駄賃代わり」ともいえそう。
普通にさえ仕上がっていれば、もう取りこぼすことはないだろう。

レーティングではモーリスより上位にランクされるエイシンヒカリもここが同じくラストラン。
逃げ馬は負けたときの印象がよろしくないが、これも先行してしまえば最後まで粘れるはず。
この2頭の牙城は容易には崩れまい。

 

 

香港マイルはそうは問屋が卸さない

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一方で事前のレーティング発表から大接戦が予想されるのが、香港マイル。
レーティングトップが日本のロゴタイプ(牡6・田中剛厩舎)だっていうんだから、言い方は悪いけど各馬「ギリギリ国際G1に届く程度」のレベルだろう。

現地で人気になるはずのエイブルフレンド(セン7・香港)は、昨年の3着馬。
ケガによる長期休み明けをあえてマイルでなくスプリント戦で叩いてここへ臨む。
常識的には厳しいだろうが、全盛期の能力自体はこの中でもダントツ。

地元の第2集団も今年はさっぱりという馬が多い。
コンテントメント、ジャイアントトレジャー、ビューティーオンリーらは望み薄か。

ただし、その下あたりに位置するヘレンパラゴン(牡4・香港)は少々怖い。
前走ジョッキークラブカップ以外のハンデ戦をトップハンデで2着と好走、ローテに余裕があるのもいい。
これが最大の惑星。

 

 

日本馬の食い込みもあるぞ

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日本馬はロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンの3頭体制。

ロゴタイプはとにかくすんなり先行できるかがすべて。
ジリ脚なので、うまくいっても2着あたりが指定席のような気がする。

マイルCSで3着だったネオリアリズム(牡5・堀厩舎)は、その前走が微妙。
騎乗したムーアいわく「マイルの馬じゃないのによくがんばった」だってさ。
穴人気するようなら、いっそ疑ってかかりたい。

一番このレースに向いているのはもしかしたらサトノアラジン(牡5・池江厩舎)かもしれない。
前走大不利の精神的ダメージがなければの話だが、使える脚はここでもひときわ目立つもの。
半分G2みたいな今年のメンバーなら、単まであっておかしくない。
またマイルCSのパドックが絶品で、まさに「今が旬」という仕上げに見えたため、一にも二にもそのデキを維持できるかにかかってくる(頼みます池江先生!)。

 

 

香港国際競争後半まとめ

▼香港マイル
まれにみる大接戦なので、オッズがどうであろうとも最低人気馬までしっかり検討を重ねたい。
妙味はサトノアラジンのアタマ馬券。

▼香港カップ
モーリス、エイシンヒカリ、おつかれさま。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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