西の新人坂井瑠星も強力バックで順調な滑り出し

  • 2016/08/13
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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父は地方競馬の腕達者・坂井英光

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今年関西デビューの新人騎手で(8月7日現在)最も勝っているのが、坂井瑠星騎手(栗東・矢作厩舎所属)。
父は、南関東で活躍する坂井英光騎手だから、関東の木幡騎手同様こちらも2世ジョッキーとなる。
それだけでも学ぶ環境に恵まれているといえるが、所属が毎年コンスタントに勝ち星を挙げて、安定感バツグンの矢作厩舎というのも、実際心強い。
今回は、この西の若武者を馬券でどう狙うか、考察していこう。

 

 

芝、ダートともに大健闘

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瑠星騎手の一番よいところは、芝ダートに偏りなく乗れている点だ。
勝ち星も芝9勝にダート8勝。率からいえば、芝の方がむしろ相性が良いくらいで、この時期の新人としては、珍しいくらいに芝でも乗れる。
これは、今年の矢作厩舎が芝で好成績を挙げていることにもよるが、それとて、よい環境に乗っていける技術があってこそ。芝での活躍が早まれば早まるほど、次のステップへと声がかかるチャンスが広がるだろう。

 

 

とんでもない人気薄にはあまり乗らない

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昔はデビューしたてのアンチャンといえば、箸にも棒にもかからない馬にも我慢して乗らなければ、というイメージ、ありませんでしたか?
しかし今のご時世、どうもそんな悠長なことは言ってられないらしい。
厩舎に来れば新人だって一人の騎手として戦力に見られるし、また見なければならない時代。一日も早く一人前になってくれなきゃ、厩舎の経営問題にさえなりかねかい。
木幡巧也騎手のまとめでも感じたが、とにかく現代の新人は「成功体験で育てる」のがいいらしい。これは、どの新人にも共通していえることだ。

 

 

「後方ママ」になりやすい

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Sergei Bachlakov / Shutterstock.com
あえてちょっと厳しい言葉をかけるなら、やはり動かしづらそうなのが「差し・追い込みタイプ」の馬。
まだこれぞという差し馬での気持ちよい勝利が少ない。レース中に10番手くらいまで下がると、今の瑠星騎手では出番がないように見受けられる。
そういうズブい馬の騎乗は1枚割り引きたい。
反対に、人気薄でもうまく先行するとポッと穴があく。
ま、これもよく聞く新人あるあるのひとつだけどね。

それからまだ距離については、短距離の方が成績がいい様子。
腕達者だと、早いうちに長距離で穴を出すようになるから、その成長タイミングを楽しみに待つことにしよう。

 

▼坂井瑠星騎手の狙い

→先行馬
→芝のマイル戦まで
→厩舎の実力馬に乗って人気を下げたとき

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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