子供のクラス替え、どんな方法で決めているの?
- 2018/04/03
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春と言えば入学や卒業の他にクラス替えが行われる季節ですが、クラス替えはどのように行われているのでしょうか。進級して初めて登校した時のドキドキした気持ちを思い出して、クラス替えのからくりを紐解いていきましょう。
まずはじめに
クラス替えは抽選のようにくじやルーレットで決まるものではありません。生徒を色々なカテゴリに分類し、それぞれのクラスに均等に配分されるように割り振りされます。
ちびまる子ちゃんを思い出すと、様々なキャラの際立った登場人物が思い出されるでしょう。どんな風に振り分けられるか見ていきましょう。
まずは成績
学年の中で頭のよいクラスと平均以下の悪いクラスがあれば、不平等極まりないことになってしまいます。だいたいすべてのクラスの学力の平均が統一されるように、成績のよい生徒と悪い生徒が等しく配分されるように各クラスに振り分けられます。
リーダータイプと問題児
各クラスにそれぞれ学級委員タイプの人と、問題行動を起こす生徒がいたことを思い出すでしょう。決して消極的な人ばかりのクラスや皆が快活すぎるクラスではなかったはずです。リーダータイプと問題児も各クラスに均等に振り分けられるようになっています。さらに補足すると、問題児とリーダーの性格も考慮されていて、問題児をなだめたり抑止できるリーダータイプの生徒を組み合わせるように考えられているそうですよ。
ピアノを弾ける、運動神経などの特殊能力
運動会の時にクラス対抗リレーがあったことを思い出すでしょう。この時に、あるクラスだけ成績が極端に悪いかったら不平等な結果になってしまいます。運動能力の高い生徒もそれぞれのクラスに均等に割り振りされています。また合唱コンクールの時に必要なピアノが弾ける生徒も各クラスに分配されるように考えられています。
身内親族、同姓
少ないケースですが、同じ学年に身内や親族がいた場合、同じクラスにならないように配慮されています。また同じ苗字の人も別々のクラスになるように分けられます。同じクラスに「田中さん」が2人いるとどちらを呼んだのかわかりにくいので納得のいく理由ですね。
友達同志で同じクラスになれるのか?
基本的に友達だからと言って同じクラスになれるのかというと、自身の経験を思い返してもわかるように、仲のよかった友達とは進級したらクラスが離されることが多かったのでないでしょうか。しかし特殊なケースがあることも確かです。何等かの事情で補佐が必要な生徒の場合、その生徒の面倒見がよかった生徒は再び同じクラスになったりすることがあります。例えば障害を持った生徒などが当たるでしょう。クラス分けの会議でも、どの先生も反対することなく、そのような面倒見のよう生徒は対象者と同じクラスに振り分けられることが多いようでうすよ。人数は必ずしも一人だけでなく、複数人面倒見のよい生徒が居れば、その生徒も一緒のクラスになることがあるそうです。
親の希望は通るのか?
クラス替えは平等に行われるはずなのに、親の希望が通るのでしょうか。これは小学校のケースですが、親の希望が通ることもあります。学校で先生が見ている範囲で行われていないいじめやいやがらせがあれば、事前に個人面談などで先生に申し出ておくとよいでしょう。「〇〇くんに嫌がらせをされているので、クラス替えの時には分けてほしい」といった要望を伝えておくと、別々のクラスになれる可能性が高いと言います。学校としてもわざわざいじめが起こりやすいクラス配分にするよりも、仲良く円満にまとまる方が扱いやすいに決まっているからですね。それでなくても、最近はモンスターペアレントと呼ばれる口うるさい親御さんも増えてきているので、当然のことかもしれません。
先生の割り振り
先生の中にも、10年以上のベテラン教師と新米教師がいることを考えると、受け持てる範囲が変わってくることがわかるでしょう。
問題児の中でも手に負えない級の生徒がいれば、そのクラスはベテラン教師が受け持ち、先生代わり(?)になれるくらいしっかりとしたリーダータイプの生徒がいるクラスはまだあまり慣れていない新米教師が受け持つことが多いようです。
親の立場からするとわかりませんが、先生から見て1学年のクラスに扱いやすいクラスと扱いにくそうな相性のよくなさそうなクラスがあるようですね。それぞれ考慮され、クラスを受け持つ担任も決められています。