夫は手のかかる大きな子ども

「妻がいつもイライラしている」―――それは、あなたの『悪い癖』が原因かもしれません。
何度言っても悪い癖が直らなければ「大きな子ども」「子ども以上に手がかかる」と思われても仕方のないことで、その積み重ねが熟年離婚の引き金になることも考えられます。
夫からすると「これくらいのことでイライラするな」という小さなことでも、妻や家族に耐えがたい苦痛をもたらすこともあるのです。

～っぱなし

脱ぎっぱなしの類、開けっぱなしの扉、食べっぱなしの食器やゴミ…。
これらが家族の“負担”になっていると考えたことはありますか。
心のどこかで「俺は仕事で疲れているんだから、それくらいいいじゃないか」と思っているのだとしたら、“～っぱなし”の癖は一生直らないでしょう。
“～っぱなし”の癖は、本人が思っている以上に迷惑な行為です。
妻は「身の回りのことができないなんて、子どもと一緒」とうんざりし、子どもは「お父さんはいいのに、僕（私）はダメなの？」と理不尽な気持ちになります。
そして何より、あなたが～っぱなしにしたものの後始末は、誰がすることになるでしょうか。
妻に余計な仕事と精神的苦痛をもたらし、子どもはだらしないあなたを父として尊敬できなくなって、言うことを聞かなくなるということも考えられます。

クチャクチャ音を立てて食べる

クチャクチャと音を立てて食べる人「クチャラー」は、インターネットでもしばしば話題に上がるほど、迷惑な人物として認知されています。
妻としては、自宅でクチャクチャされるのも苦痛ですが、家族で外食を楽しんでいる最中もクチャクチャされると、周りの目が気になって恥ずかしい思いをします。
クチャラーであることを指摘されて「好きに食べさせてくれよ」と言い返したことがあるオヤジは、どれほど周囲に迷惑をかけているのかを考えてみてはいかがでしょうか。

車に乗ると気が大きくなる

車に乗ると気が大きくなるのは「オヤジあるある」の1つではないでしょうか。
必要以上にスピードを出したり、口調が荒くなったり、煽り運転をしたり、気に入らないからという理由だけでクラクションを鳴らしたり、無理な車線変更をしたり……もし、これらの行為を「カッコイイ」と思ってやっているなら、勘違いも甚だしいです。
カッコイイと思われるどころか、周囲は「みっともない」「恥ずかしい」「危ない」とドン引きですし、悪質な危険運転に該当する恐れもあります。
危険運転は時として、同乗者、周囲の車、歩行者、建物に被害をもたらすのは考えなくてもわかることです。
いい歳したオヤジが周囲の迷惑を顧みないなんて、家族にとっては苦痛でしかありません。

人前で鼻をほじる、屁をこく

笑って済ませてくれる人もいますが、下品な行為であることに変わりありません。
最初は面白くて笑っていた妻も、ある日を境に「やめてほしい」と言うことがありますが、こういった場合も本気で不快に思っている可能性が高いです。
当たり前ですが、食事中は絶対にやめましょう。
せっかくの美味しいご飯が不味くなってしまいます。
一社会人であるオヤジたるもの、家庭でも最低限のマナーは守りたいものです。

夫の悪い癖にイライラするのは「周りに迷惑をかけているから」

世の妻は、夫の癖そのものを否定しているというよりは、周りに迷惑をかけるような悪質な言動にイライラしていると言ったほうがしっくりきます。
妻としても、何度も「やめてほしい」とお願いするのは気が引けますし、かといって放置していても不快感が募る一方。
繰り返し注意される夫側も「しつこいなぁ」とイライラすることもあるかと思いますが、「なぜしつこく言われるのか」を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。