我が子についカッとしてしまった時、手を挙げない為の方法
- 2017/08/01
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生後6か月の我慢
テレビやネットで流れる虐待に関する事件に辟易し、子供に手を挙げることの愚かさを知っていながらも、実際に子育てをしていると、どうしても自分で自分を制御できなくなる瞬間もあるかと思います。もし、子供が生後数か月の乳児であれば、カッとするのは自分の思い通りにならなかったときであって、子供のせいではありません。子供に手を挙げたところで何の解決にもならないことを知っておくべきことです。
もし、これが母親であれば産後鬱によるメンタル面での不調や産後の体の疲れや不自由さから、イライラが募り子供に対して手を挙げるような衝動に駆られることもあるかもしれませんが、母親をフォローし子供を守るのが父親の仕事であって、夫婦で子供を傷つけるようなことをしてはいけません。もちろん、男性も社会人として、父親として夫としてと、さまざまな役割をこなす必要がありストレスも溜まるかと思いますが、妻の心身の回復を早めるためにも、まずは最初の半年をうまく乗り越えてください。妻も子供が生後6か月くらいになると、社会との繋がりを持つ機会も増え、ホルモンバランスも整ってくることから産後鬱から少しずつ回復していくと思います。
第一次反抗期での対処
子供の自我が芽生えると、いわゆるイヤイヤ期に突入し、親は子供に対して多くの時間を割くことになります。この時期の子供は親から見れば何もできないのに何でもやりたがるし、上手くいかなければ親に八つ当たりをするような状態だからです。
子供が小学生以上になればカッとするようなことがあっても、別の部屋に避難したり外に出たりして、自分の気持ちをクールダウンさせることで、むやみに子供に手を挙げることもなくなりますが、イヤイヤ期の子供を置いてクールダウンをしようと思えば、戻ってきたときにさらに状況が悪化していることも考えられるので、最善とはいえません。その場では、ビジネスの場でもやっているであろう「俯瞰する力」を発揮して、自分の置かれている状況を上から見下ろすような気持ちで、子供に手を挙げないようにコントロールしましょう。
第二次反抗期での対処
思春期の子供と上手く接するのは父親にとって簡単なことではありません。この時期を乗り越えれば、子供に対して手を挙げたくなるようなカッとする出来事もほとんどなくなりますが、乗り越え方を間違えれば父親としての威厳も失います。
思春期の子供に対して手を挙げてしまえば、女の子であればそのまま家出をする可能性もありますし、男の子なら部屋の壁に穴を開けるくらいのことはするかもしれません。これくらいの大きな子供の場合、親の躾の矛盾点を突いてくることもあるので親としては衝動的に手を挙げてしまうこともありますが、本来であれば、まずは自分の言動を改めて子供の手本にならなければいけないところです。
もちろん、これには大きな勇気が必要ですし、まずは自分の中の感情をコントロールしなければなりません。ひとまずその場を離れることや頭の中で可能な限り早く1から30まで数えて、ひと息ついてから、改めて子供と向き合うと冷静さを取り戻せます。