発達障害であるわが子を天才児に盛り立てていく方法
- 2017/03/30
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発達障害の誤解
目に見えない障害である発達障害は、障害を持つ子ども本人はもちろんのこと、保護者にとってもかなり苦しく見通しのつきにくい人生となります。とはいえ、発達障害だからといって、何もできないわけではありません。「努力してもできないのが発達障害」と考えられている人もいるかと思いますが、健常者よりもずっと覚えが悪かったり、定着が悪かったりするだけで、努力とは無関係でできない、というわけでもないのです。
できるようになるまでの努力とは
親が気を付けなくてはいけないのは、子どもに対して「発達障害であっても努力すればできる」と断言してしまうことです。発達障害の子ができるようになるまでにどれだけの努力と継続力が必要かということを、無視してはいけません。親子で発達障害である場合には、また違った考え方になるかもしれませんが、親が健常者であれば、どれだけの努力を子どもに強要しているのか、ということをイメージすると良いかもしれません。大人は大人で努力をしながら生きていますが、その努力以上の努力を子どもに求めているようなものなのです。
突破口は子どもの個性
大人であれば「好きなことばかりを選んでいては生活することができない」ということも思い浮かぶかもしれません。でも、発達障害の子どもには、好きなことをどんどん研究させる方が良いのかもしれません。そして、親はそれに関連したことや共通点があることを、提案することが大切です。ただし、このときに強要してしまうと、子どもの自主性が伸びなくなるので注意が必要です。
実例を挙げれば、パズルゲームが好きで、毎日何時間もそればかりをしている子に対して、将棋を教えたというケースがあります。この子の場合、パズルゲームのほかにも将棋をして遊ぶようになり、10年後には将棋で全国大会に出場できるくらいの実力者になり、発達障害の子を対象とした将棋教室を開くための勉強をするために大学受験をして合格しました。元々は大学に入学できるだけの学力もなかったのですが、将棋を通じて全国に知り合いができたことをきっかけとして、多くの人の手を借りることができ、学力も向上し、同世代の子に比べてさまざまな面で遅れはあるものの社会に馴染んでいます。
子どもより親の覚悟が大切
発達障害をひとつの個性と考えるのであれば、その個性的な子の個性を伸ばすということは、ときに学校の先生から否定的な言葉を浴びせられます。とくに小中学校では、みんなと同じことを同じように行うということが良いとされる傾向にあるので、発達障害である子もその親もとても辛い状況におかれます。
しかしながら、このような状況はずっと続くわけではありません。子どもの個性は高校生以降でより認められやすくなります。高校に入るためには受験を乗り越える必要がありますが、私立高校であれば、学力だけではなく、突き抜けた個性を評価してくれるところもあるので、学校探しさえうまくいけば、子どものとっての未来を拓くことができます。
親としては、小中学校までの教師の指導に振り回されるだけではなく、覚悟を決めて、子どもの個性を伸ばしていくと良いのかもしれません。