ネガティブ思考こそが本当の強さになる
- 2016/10/03
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ポジティブ思考のもたらす弊害
よくいませんか?仕事で一つミスしただけでぎゃあぎゃあ騒ぐ上司、困ったものです。
つまらない部下のミスのおかげで、自分の評価に繋がるのに頭にきていたりしているのです。
「仕事は常に前へ、地位は常に上へ」の上昇志向なんかが、そんなことに繋がっているような気もします。
これはよく言えばこれはポジティブ思考です。
難しい仕事にチャレンジして失敗したら、どこかで気合を入れなおしてまたチャレンジと全く頭も下がります。
それだけのエネルギー供給が絶え間なく続いている間は、それでも持ちこたえます。
しかし「前へ上へ、出世しなくちゃ男はだめだ」とどこか息苦しくなっていきます。
中年も近づいてくると、日増しに自分の出せるエネルギーや能力を正しく評価できるようにもなるべきです。
サッカーでゴールできない訳
サッカーの代表選手があれだけシュートミスをするのも、似たような現象だと言う人もいます。
少しサッカーを経験した人ならわかりますが、普通にすれば到底外さないようなシュートも外してしまいます。
気合を入れれば入るものとの前向きな念を込めてのシュートが良くないのです。
外国の有名選手の相手をおちょくったような軽い仕草でゴールを決めてしまうシーンは、何度も見せ付けられているでしょう。
一体どこが違うのか、と言えばフィーリングの違いでしょう。
「絶対、入れてやる!」とか「俺が決めてやる!」とか優秀な外人ゴールゲッターは思わないのです。
普通にやってダメなときはダメだけど、それは誰でもそうなことがわかってます。
ですから、ミスしても落ち込んだりしません。
日本では、ミスしたらボロクソに言って落ち込ませようとします。
そこから這い上がらせるのが強いメンタルを育成することだとか言う風潮もあるのです。
外国では、ミスは当たり前としか捉えていません。
ミスしてもかまわない風潮になってますから、気が楽なのです。
試合でも練習どおりにしかしませんから、練習どおりにシュートが決まってしまうのです。
気合なんか入れたらダメだ
気合と言えば「気合だっ気合だっ気合だっああ!」とか朝から叫んでしまうイメージもあります。
これはカラ回りになって、マイナスにしかならないものです。
余計なパワーを送り込もうとせず、普通に目の前にあることに集中して取り組めばできることはできるのです。
それでできないことは能力不足ですから、今後の練習課題、勉強課題としておいておきましょう。
こう思っていたら何をするのも楽しくなってきませんか?
楽しくなったら、何事もポジティブ思考になってしまえます。
こんなネガティブ思考こそが、結果的に強力なポジティブ思考を生み出してしまうのです。
上手く行かない時でも焦ることなく、冷静に落ち着いて対処できるようになれます。
いつもの暗い自分でもかまうことなんかありません。
人間の本当の強さはどこから生まれるのか、わかってしまえば気持ちも楽になれて成果も自然に付いてくるのです。