時間を守る人ってどんなことを考えているのか?
- 2019/06/02
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なぜ、カントは時間を守っていたのか?
18世紀に活躍したドイツの哲学者、イマヌエル・カントは時間に正確だったといわれていますね。毎日、決まった時間に散歩をしており、近所の住人はその姿を見て時計の時刻を合わせたとか。それだけではなく、決まった時間に起床するために、わざわざ人をやとっていたともいいますから、彼の時間厳守の具合はよほどだったことがわかります。なぜ彼は、そこまで時間を守っていたのか?というと、何しろ歴史上の人物ですから、これがよくわかりません。
しかし、生涯、生誕地のケーニヒスベルクを離れることがなかったという、カントのエピソードから考えると、単に神経質だっただけじゃないの?と、私、アントニオ犬助は思うのです。神経質すぎて、枕がかわると寝られなくなるから旅行が苦手という人がいますが、きっとカントもその性質ではなかったか?と。そして神経質でなければ、一生をかけて哲学を追求し、後の世に名前を残すことなどできるはずがありません。まあ、あまり強くはない、自身の体をいたわってのこと、ともいわれていますが。
それは、単に神経質だからでしょう
かくいう犬助も、時間を守るタイプの人間です。出勤時間やアポイントメント、待ち合わせに遅れたことは数えるほどしかありません。そして、どんなことを考えているのか?というと、特に何も考えているわけではなく、時間を守ってしまいます。なぜなら時間に遅れてることで、急き立てられるように何かをしなくてはならないのが嫌いだから。そして、時間に遅れることが気持ち悪くて仕方がないから。要は神経質、カントと同じといいますか、時間を守る人とは、程度の差こそあれ神経質なタイプではないか?と思うのです。
時間を守る=他人の時間を大切にする
昨年ツイッターで、ちょっとした漫画が話題になりました。描いたのは、プリンアラモード(@Purin_a_La_Mode)さん、題して「約束の時間を守る人と守らない人」。約束時間を守る人は、待ち合わせ時間よりも早く着くようにするように心がけますし、アクシデントに備えて余裕を持って行動します。これは「時間の価値をわかっているから」とは作者、だから「相手の時間も大切にする」というのです。
一方で約束時間を守らない人は初めから、待ち合わせ時間きっかりに着くことを考えていますから、出発ギリギリまで別のことをやっています。また、遅れたら謝ればいいや、と安易に考えているから遅刻します。これでは「時間の価値がわからず、相手の時間を粗末にしている」というのです。
時間を守る多くの人、もしくは時間を守ろうと意識をしている人は、プリンアラモードさんの漫画のように考えているのかもしれません。しかし時間を守るといいますか、時間を「守ってしまう」カントや犬助のようなタイプは、そんな風には考えません。息をするように、夜になると眠たくなるように、時間を守ってしまうのです。
時間を守らない人は、この様に見られている!
ですから犬助のようなタイプにとって時間を守らない人というのは、心底理解ができません。まるで異世界の生き物を見るかのようですから、到底付き合いようがないのです。大体、時間を守っている・守っていないなんて小学生にもわかること。遅刻は小学生でもツッコむことができるミスです。それができていないということは、小学生以下なのです。
また、プリンアラモードさんのように考えるタイプにとって、時間を守らない人というのは、相手を思いやる気持ちがない人、想像力が大きく欠如した人ということになるでしょう。思いやりが大切なんて、幼稚園で教わること。それができていないということは、幼稚園児以下というとこになります。
つまり、いずれの時間を守るタイプにとっても、時間を守らない人は悪ということです。
わかりましたか?某社の営業担当さん、最後は話がごくごく卑近な所に落ちましたが、これについてはカント先生も、あの世で苦い顔でうなずいてくれることでしょう。