IE(インターネットエクスプローラ)もう使わないでくれと言われてますけど?
- 2019/02/17
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あのブラウザもすでに時代遅れなのね
自分がどんなに普段はMac派でも、その名前くらいは存じ上げているWindows陣営のウェブブラウザといえば、IE=インターネットエクスプローラ。
小文字の「イー」の周りにななめ輪っこがかかったデザインで、とにかくWindowsでネットにつなぎたければこれをクリックすればいいと教わってから、いったいどのくらいの時間が経ったのだろうか。
てっきり今でも現役のブラウザかと思いきや、なんと現在では開発元のマイクロソフトからじきじきに「あの〜、もうIE使わないでほしいんですけど」というお達しがふれ回っているというから、驚きだ。
というか、世の業務パソコンオヤジたちは、ちゃんとこの事態を知っているのだろうか。すんごく、気になる。
まだまだ見ますよ、現役IEのお姿を
気になるというのは、いまだ世の中のWindowsパソコンにはIEがいくらでも残っている(バリバリ動いている)からだ。
WindowsはMacOSに比べて、以前のバージョンを使い続ける方が多いことでも知られており、ブラウザに至っては「ブラウザだけ変える」という発想も乏しいのが現状だろう。
とくに古いWindowsパソコンを一定の数そろえている官公庁や企業、教育の現場などでは、予算の面でも、取り組みの面でも、機材のアップデートは一番後回しにされてしまうもの。
ましてや通常の業務をこなしながらの「ブラウザだけ入れ替え」なんて、するはずもないだろうし。
もっと身近なところでは、街のネットカフェもかなり古いWindowsパソコンをズラッと揃えている。
自分などはわざわざWindows7が動くパソコンを探しに駅前のネカフェをはしごし、見つけた先で古いデータのアプデを行ったことさえある。
(今考えればけっこうアブない橋渡り)
なぜIEから卒業してほしいのか
先日、開発元のマイクロソフトは「これ以上旧式のIEを使い続けることは危険だし、使っている方に『技術的負債』をもたらしている」とコメントした。
危険なのはわかるとして、ちょっと難しそうな「技術的負債」というワードは何を言わんとしたものなのか。
だいたい今でもIEを使っている人たちの考えとしては、「使えるんだから使いたい」「移行は手間ばかりかかって面倒くさい」「そもそも古いIEが使えるようにしているのはマイクロソフトのアプデのせいではないか(互換性)」という声が多いのだろう。
マイクロソフトがいう技術的負債とは
▼IEを使い続けることは、長期的に見て最適でないばかりではなく、余計なコストがかかっていることに気づいてほしい
というものだ。
IEの古いバージョンはサポートが打ち切られ、周辺アプリもいまや「表示互換性」が担保されていないものが多数だという。
すると「古いバージョンのIEでお使いの新アプリを無理くり動かそうとするため、そこに膨大な調整が必要となり、その調整をするエンジニアなりデザイナーなりの余計な仕事が増える」という図式が成り立つ。
本業にはいつまでたってもたどり着かない、不毛な残業ばかりが増えるのだ。
なにやらスゴい新ブラウザがあるそうじゃないか
では今後Windowsではどんなブラウザを使ったらいいのか。
Windows10には標準ブラウザとして「Edge」というブラウザが搭載されている。だからまずブラウザを見直すならOSをWindows10にアプデする必要があるが、このEdgeはかなりの可能性(拡張性?)を秘めたブラウザでもある。
SEではないので詳細まではさておき、Windows陣営にはもうひとつ「Chrome」というブラウザもある(こっちが主流だね)。
かなり使い勝手のいいブラウザらしいが、今後EdgeはこのChromeと同様の技術ベースで開発されていくとのこと。
そしてその技術ベース自体はMacやLinuxでも動作するため、Edgeは今後Windows10以外のOSにも進出できるのではないか、と見られている。
ということは開発者にとっても、ブラウザによる表示確認などの作業が減るということになり、開発効率がグンと上がるわけだ。
いかがです?マイクロソフトがお願いしているんだから、そろそろ重い腰を上げてOSアプデなり、Edgeなり、Chromeなりにブラウザを変更してみませんか?
そうすれば近い将来、きっと良いお土産があるはずですよ。