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地名を見ればお住まいの地域が災害に強いか確実にすぐわかる

  • 2018/09/12
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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北海道地震で再び猛威を振るう土地の液状化

北海道地震で再び猛威を振るう土地の液状化

まさかこれほどの大地震が北海道を襲うなど誰も夢にも思っていなかったが、それが災害の怖いところ。
これまでに起きた被害の状況をもう一度検証し、自らの地域の現状に置き換え、明日が我が身の思いで「Xデー」に備えたいものだ。

さて今度の地震では震源地から距離を置いた場所でも壊滅的な被害が見られた。
とくに札幌市清田区で起きた大規模な「液状化現象」は、画面越しにもそのエネルギーのすさまじさが見てとれ、「ちょっと今後はあそこに住めない」という声も挙がるレベル。

実は清田区の液状化は、今回が初めてではないという。
いくら見かけを平らに復旧させても、こう地震のたびに猛威を振るわれたのではたまったものではない。

しかし、もし、それが事前に少しでもわかる方法があったとすれば、ちょっと知っておきたいとは思わないだろうか。

 

清田、が意味する住宅地以前の土地の姿

清田、が意味する住宅地以前の土地の姿

オジサンは子どもの頃、小学校まで片道40分かけて通う団地っ子だった。
(特定は避けるが)小学校に着くまでに○○団地を出発し、○河原、○小路、○門、○出という順に5つの地区を通っていた。

ご覧頂けばわかるとおり、地区の名前にはすべてなにかしらその土地の発祥めいた文字が使われていた。
扇状地だったところ、道が狭かったところ、関などの門構えがあったところ、何かの出口があったところ…実際すべて地域の歴史をひもとけば出てくる地名の由来があった。

このように日本には、土地の本籍を見るとわかる「大字(おおあざ)」や「字(あざ)」といった地域の古い呼び名がある。

そしてそれらは、その土地を漢字1文字か2文字でわかりやすく表現しており、字(あざ)さえわかればこの土地が以前(といっても数百年以上前から)どんな場所だったか一発でわかることがある。

液状化があった清田区の「清田」という名は、見る人が見れば、以前は田んぼだった時代がありそこを住宅地に転換したのかも、と推測できる。

これはなにもこじつけ話をしているのではなく、今の人が字(あざ)を知ることができない理由もきちんと存在する。

 

なぜ大字や字が消えたのか

なぜ大字や字が消えたのか

平成の大合併などの号令で、小さな行政をいくつかまとめて大きな行政規模にして存続を図り、事務効率を良くする作業が進むと、その地域の名前がきれいさっぱり画一化することがある。

すでに話したオジサンの小学校周りの地域名も、なんと今は全く使われていない(郵便も届かない)。
どうなったかといえば、字より大きな大字だけが市名の後に付き、その後はすべて4ケタの数字番地になってしまった。

つまり「○○市大字△△字▲▲9〜9〜99」だったものが、今は「○○市△△9999」と表されているのだ。
その結果、△△という地域がめっぽう広くなってしまい、今ではちょっと△△と聞いただけでは方向さえもわからないことになっている(▲▲ならすぐわかるのに)。

そしてこういう土地が新しく分譲され新居を建てた若夫婦などは、古い土地名▲▲を知ることもないまま、これからの大地震時代を迎える。

その地域が昔、田だろうが河だろうが沼だろうが谷だろうが、知ることもないまま、である。

 

本当に怖いのは今真っ平らな顔をした造成地だ

本当に怖いのは今真っ平らな顔をした造成地だ

もしあなたが今引っ越し先、新居の候補地をお探しなら、悪いことはいわないのでその土地が以前なんという地籍だったか、一度は調べた方がよい。

調べ方はいろいろあろうが、図書館で古地図を見るもよし、また実際に現地で畑仕事をなさっているお年寄りなどにご挨拶する中で聞いてみるのもいいだろう。(不動産屋のアンチャンはきっと知らない)
幸運なら「昔、水が出た」「大きな山を切り崩した」など、こっちが一瞬でひくような話を聞けることもあろう。

中でも一番怖いのは「いま真っ平らな土地でありながら、河、谷、沼、田などの古い地籍が残る場所」である。
これらはダントツの高確率で大地震後(あるいはゲリラ降雨時など)に何か起こる可能性が高い。

また地籍に使われる漢字にも、ちょっと変化球気味のものがあるので、よくよく想像を働かせたい。

たとえばストレートに「田」といわなくても「稲」というとか、「○○台」という地名はおそらく宅地のために山を切り崩した台地だろうとか、川は流れていなかったが大きな「中州」だったので「州」という文字があるとか…。

いまこそ先人の知恵に耳を傾けるときかもしれない。

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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