箱根駅伝を先導する白バイには超絶テクニックの持ち主だけが選ばれる?
- 2018/01/02
- ライフスタイル・娯楽
- 1385view
- 教養/知識
- スポーツ
- 仕事
- 暮らし
- 運転
白バイを運転しているのはどんな人?
毎年正月恒例となっている、箱根駅伝。
そんな箱根駅伝では、ランナーや観客と共にテレビの画面に映り続ける存在があります。
そう、白バイ隊員です。
選手を先導する役を担っている白バイ隊員ですが、その運転手は一体どうやって選ばれているのか。
やはり、人並みはずれた超絶テクニックの持ち主なのか?
それとも、テクニックはそれほど必要ないのか?
白バイ隊員、箱根駅伝の先導を担っているのはどんな人なのか・・・ご紹介をしたいと思います。
白バイ隊員になるためには
白バイ隊員は運転が上手ければ誰でもなれるというわけではなく、また民間から募集をしているわけでもありません。
白バイ隊員は、警察の交通機動隊や交通課により構成をされています。
そのため白バイ隊員になるためにはまず警察学校を卒業する必要がありますし、特別な訓練を受ける必要があります。
そうした訓練や適正審査んなどを経てようやく交通機動隊や交通課の一員になれるわけですが、配属されたからといって必ずしも白バイ隊員になれるというわけではありません。
白バイの隊員になれるのは、運転のプロである交通機動隊や交通課でもほんの一握り。
つまり、精鋭中の精鋭で固められているのです。
そのようなエリートですから運転が上手いのは当たり前で、それ以外のさまざまな部分も優れた人間が選ばれています。
東大に入るよりも、白バイ隊員になる方が難しいと言っても過言ではないでしょう。
白バイ隊員の仕事
白バイ隊員の仕事は、もちろん箱根駅伝の先導だけではありません。
むしろ主な任務は、違反運転の指導や取締りにあります。
スピード違反の車を追跡したり、感情的になっている人間と接したり・・・。
とても危険で、そして高度なスキルが要求される仕事です。
人並みはずれた運転技術を持っていることはもちろん、どんな相手にも臆せず冷静に話ができる人間でないと務めることはできません。
また深夜での仕事も多いので、生活のリズムを整えるのが難しいという面もあります。
なるのが難しい白バイ運転手ですが、なってからも日々困難な仕事に向き合わなければなりません。
少数精鋭で固められている、そうせざるを得ないのも納得と言えるでしょう。
箱根駅伝での白バイ運転手の姿は、あくまでもその一部に過ぎないのです。
過酷ですが、それだけに誇り高い仕事と言えます。
スゴ技連発!白バイ競技会
12月23日、神奈川県大磯町で行われた白バイ隊員による競技会。
この競技会では箱根駅伝の先導を行う白バイ隊員を中心に参加をし、観客の前でスゴ技を連発しました。
大型バイクを手足のように操りコーンの間を八の字走行する隊員、ドリフト走行を魅せる隊員・・・。
白バイ隊員の運転技術の高さが、改めて証明された大会になりました。
箱根駅伝の先導はそうした白バイ隊員からさらに厳選された、超絶テクニックの持ち主によって行われます。
まとめ
このように箱根駅伝における白バイの先導は運転が上手ければ誰にでもできるわけではなく、特殊な訓練を受け超絶テクニックを身に付けた精鋭によって行われます。
箱根駅伝の先導ではスピード違反の取締りのように速度を出すわけではありませんが、選手との距離を随時気にしたり、普段の仕事とはまた別のスキルが要求されます。
寒さとも戦わなくはならず、失敗が許されないことによるプレッシャーもあるでしょう。
しかし選手が安心・安全に走るためにも、そうした白バイ隊員の存在は欠かすことはできません。
これまでも、そしてこれからも白バイ隊員はランナーと共に走り続けるのでしょう。
箱根駅伝当日は選手だけではなく、陰の主役とも言える白バイ隊員のことも応援しましょう!