戦争と紛争と内戦の違いって何?それぞれの違いを理解して正しく使おう

  • 2017/11/18
  • ライフスタイル・娯楽
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戦争と紛争と内戦

世界情勢のニュースを見ていると「○○戦争」「○○紛争」「○○内戦」という言葉を聞きます。どれも敵対し、戦闘状態にあることを指しています。しかし、戦争・紛争・内戦の違いは何か理解できていない人も多いのではないでしょうか。デキるオヤジとしては、しっかりとそれぞれの意味を理解して、正しい使い方をするべきです。そこで今回は、戦争や紛争、内戦の違いについて紹介していきます。

戦争と紛争と内戦

 

戦争とは?

国際法に則ると戦争とは国家による武力の闘争のことを指しています。基本的には宣戦布告により戦争が始まり、講和によって終結するのです。ただし、宣戦布告がないまま戦争が始まった例もあります。簡単に説明をすれば、戦争とは国家間での軍事力を使用した争いのことです。戦争になる原因は複雑であり、軍事的・政治的な要因だけにとどまらず、経済的・社会的・文化的な要因も含まれています。ちなみに、戦争は国際紛争解決の最終手段の権利として認められています。しかし、国連憲章によって戦争は禁止されているのです。

国際法に則ると戦争とは国家による武力の闘争のこと

 

紛争とは?

紛争とは、揉めごとや争いごとを指す言葉であり、争いごと全て紛争です。その意味では戦争も紛争と捉えることができます。ただし、現在でも紛争の定義は定められていないため、報道機関や政府などによっては戦争と紛争の見解が異なることが多いです。一般的には小規模な地域での武力闘争を紛争と呼ぶことが多くなっています。また、紛争が戦争へと発展するとも言われているのです。紛争の要因もさまざまで、イデオロギー(政治思想)や宗教・民族、経済事情などが原因となることが多いです。

 

内戦とは?

内戦とは同一国内における、同国民による武力闘争のことです。クーデターや人民による暴挙により、内戦が勃発することがあります。紛争や内紛とも呼ばれますが、規模が大きくなると内戦と呼ばれます。内戦は基本的には国の内部によるものであり、他国は関係がありません。しかし、他国が介入することで戦争になることもあります。また、内戦は内乱や反乱と呼ぶこともあります。内戦の要因には経済的な不安や民族的なものが原因となることが多いです。大きな意味では、内戦は紛争に含まれます。

内戦とは?

 

実は曖昧

戦争や紛争、内戦の定義は曖昧なものです。それぞれの定義がしっかりしておらず、解釈によって異なるのです。例えば朝鮮戦争は北朝鮮と韓国という同一民族による紛争となっています。つまり、内戦として見ることもできるのです。このように、戦争や紛争、内戦の線引きは難しいものです。実際に、メディアなどでも統一されていません。ただ、国家間の武力争いは戦争であり、国内内部での武力争いが内戦となります。また、紛争は争いごと全般を指しているため、大きな意味では戦争や内戦も紛争と言うことができるのです。国際的なニュースを見るときには、戦争や紛争、内戦のどの表現をしているのかに注目してみてください。どの表現を使用しているのかで、どんな武力争いになっているのかのニュアンスがわかるのです。

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