地震予知の究極の考え方
- 2017/07/07
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北海道の地震は予知されていた?
7月1日の夜、九州と北海道で立て続けに震度5弱レベルの地震が発生しました。また、時間は少しずれるものの、長野県でもこのクラスの地震が発生しており、北・中央・南と日本列島はどこで大震災が起きてもおかしくない状態に入ったのかと心配するオヤジも多いことでしょう。さらに、このところ全国的に地震が多い印象もあり、地震予知への感心が高まりを見せつつあるようです。
さて、そんな中で、この北海道の地震は予知されていたとの話しがあります。7月3日のテレビ朝日・モーニングショーの報道によりますと、その内容は、地表の隆起と陥没のレベルが通常の範囲を超えると危険度が増すというものです。北海道の地震については、ひと月ほど前から、このレベルを超える現象が数回確認されていたとのこと。但し、そうした現象が生じた場合の地震発生率がどうなのかは定かではないようで、確実な予知とまではいえないようです。
ひとつ注意したいことは、東日本大震災からこれまで、震度5弱クラスの地震はかなりの回数起きていますが、熊本地震を除けば比較的被害が小さいため、国民の地震に対する危機感が薄れているのではないかということです。震度5弱だと、旧基準で老朽化した木造家屋なら倒壊してもおかしくありません。備えを怠れば生命の危機に直結します。
日本であることが地震予知
極端な話になりますが、日本に住んでいるオヤジとしては、日本であることが地震予知のようなものです。つまり、いまこの瞬間に大地震が発生しても不思議ではないのです。24時間365日が地震予知状態と考えておけば間違いありません。また、そうでなければいざというときに何もできないでしょう。
慣れっこになってしまうのも困りますが、予兆を見てからとか言っていると「受け入れたくない真実にふたをする心理」が働いてしまいかねません。何があっても驚けないから、すぐに行動する心構えを持つことが重要だといえます。
現実的な話をすれば、地震が起きそうだからといって長期に非難するわけにはいきません。オヤジにできることといえば、地震発生時に死なないための対策と、非難しなくてもすむ住居の対策でしょう。このうち、金のかかる住居の対策は毎日コツコツと続ける必要があります。そう、貯金です。耐震性能がガタガタの家に住み続けることは危険です。
阪神淡路大震災で浮き彫りになったのが、旧基準で老朽化した木造家屋の危険性です。いまでも、このような家屋が密集している地域が存在します。オヤジレベルでできることは、金を貯めて耐震補強工事や建て替えを行うことです。
地震予知の究極の考え方は「日本ではいま大地震が来るかも知れない」ということです。常に、大地震が予知されている状況だと考えれば、対策を打つのはいまです。何か他の予知がされてからというのでは、のんき過ぎると思ったほうが無難でしょう。ちょっと贅沢を我慢して地震対策に金を回す。命あってのなんとやらですからね。