ホームジム作るのに必要な物と予算
- 2017/06/12
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憧れのホームジムを手軽に作ろう!
ドアを開けるとそこには数々のトレーニングマシン、そしてバーベルにダンベル。誰に邪魔されることもなく、好きな音楽をガンガンにかけながら一人っきりでトレーニングに打ち込める環境。そんなホームジムに憧れるトレーニーはとても多いことでしょう。
もちろんこれは夢のお話。さすがに自分専用のホームジムのために広い部屋とトータル数百万円はするであろうトレーニング器具を用意できるという人は少数だと思います。
しかし!多少簡易なものであれば、ホームジムは貴方にも手に入るのです。ホームジムがあれば早朝だろうが深夜だろうが好きな時に好きなだけ好きな部位を鍛えることができます。マシンの順番待ちをする必要もありません。やりたい放題です。
今回は、我々一般人でもできる簡単ホームジムの作り方について解説します。限られたスペースと限られた予算で、優先的に揃える物は何なのかをご紹介していきましょう。
パワーラックとマルチジムどっちを選ぶ?!
ただダンベルを1個か2個、それと腹筋コロコロやプッシュアップバーを用意したくらいではまだまだ「ホームジム」とは呼べません。厳格な定義はないのですが、筆者としては「据え置き型のトレーニング機器ががある」事は最低限の条件だと考えています。
据え置き型のトレーニング機器といえば真っ先に思い浮かぶのがパワーラック。そしてマルチジムではないでしょうか。
パワーラックというのは金属の太いフレームに囲まれた直方体のような構造で、基本的にはバーベルラックとセーフティーバーというシンプルかつ無駄のない作りとなっています。バーベルを扱うスクワットやベンチプレスには必須のアイテムであり、とにかく高重量フリーウェイト派の人は是非とも用意したい機器と言えるでしょう。
一方、マルチジムはメーカーによってもいろいろな呼び方がありますが要はチェストプレスやチェストフライ、アップライトローイング等の人気の機能がコンパクトにひとまとめになっている機器の事です。こちらはマシントレーニングを多くの種類行いたい人にピッタリの機器ですね。
どちらにも良い点、悪い点あるのですが筆者個人の思いとしてはパワーラックの方が優れています。やはりフリーウェイトを扱う方が体の成長は速いですし、いわゆるホームジム用のマルチジムの場合、後々負荷が物足りなくなってしまう事が考えられるからです。ただし、そこまでガチ系の人でない場合はマルチジムでも十分過ぎる程の満足度があるでしょう。
必要な広さは?床の強度って大丈夫なの?
メインに据えるのがパワーラックであれ、マルチジムであれ、最大重量はウェイトや自分自身まで含めると300kgを超える事を想定しなくてはいけません。そうなると気になるのは床の強度。まさか何かの弾みで床をぶち抜いてしまうわけにはいきませんからね。
基本的に現在の建築基準法がしっかりと守られている建物であれば、床に厚めのベニヤかコンパネを敷いておけば間違いなく床が抜けるという事は考えられません。ただ、築数十年が経過している建物の場合は注意が必要です。怪しい場合は床下を補強するか引っ越しを考えなければなりませんね…。
理想と現実…必要な金額、How much?!
基本的にメインとなるパワーラック、またはマルチジムを設置できればほとんどホームジムは完成したようなものです。あとは絶対に必要なのはインクラインベンチくらいですね。他にもトレーニンググローブや細かなアイテムは色々とありますが必要となるスペース的にも金額的にもあまり気になるレベルではありません。
では、まず、パワーラックやマルチジムを置くために必要な「部屋の広さ」はどのくらいになるのでしょうか。まず、パワーラックについてはバーベルのシャフトが180cm~200cmあり、これに余裕を持ってプレートの脱着を行うとなると横幅は最低でも250cm。できれば300cmは欲しいところです。また、縦方向はセーフティーバーが貫通式で抜き差ししなければならないタイプの物は200cmは最低でも必要です。一方、マルチジムの場合は縦横で200cmもあれば大丈夫ですね。広さに制限がある場合はマルチジムの方が選択肢として有力になりそうです。
次に最も気になる「金額」について。これはパワーラックの場合は品質にもよりますが、バーベルセットまで含めるとだいたい10万円を見込む必要があります。廉価版でも構わないという人は7万円弱でも大丈夫のようですね(2017年5月日本国内メーカー調べ)。
マルチジムの場合はマシンによってかなり値段に差があります。実施できるトレーニングの種類が多ければ多いほど値段が高くなる傾向があり、有名メーカーの一つ、スーパースポーツカンパニーの場合は、約4万円~9万円でのラインナップとなっています。
マシンによっては購入後にアタッチメントで機能を追加できるものもありますから、拡張性を考慮しつつ初めはシンプルで値段の安い物を購入するのも良いのではないでしょうか。
まとめますと、床に敷くコンパネやメイン機器、その他の最低限のトレーニングアイテムを含めても10万円でかなりのレベルまで環境が整いそうです。10万円といえばジムの会費2年弱分(大手の場合だいたいこのくらいの設定です)ですね。どちらが得かは…貴方次第と言えるでしょう!