国民総カメラマン時代の盗撮とは?

  • 2017/05/20
  • ライフスタイル・娯楽
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テレビ局は盗撮の常習犯?

毎日、全国各地のテレビ局ではニュースや情報番組などで街中やイベントなどの風景を流しています。そこには、たまたま通りかかっただけの通行人や、楽しい時間を過ごしている一般人の姿があります。そして、その多くでは画面に入っている人の“許可”などは取っていないと思われます。取っていれば、それは内容次第で“ヤラセ”の問題にもつながりますが…。

テレビ局は盗撮の常習犯

連休明けのニュースなどでは、これから仕事をする人としては見られたくないような、遊び疲れたのであろう出勤途中の複数人の姿がモザイクもなく流れていました。これ、盗撮レベルやん!本人が放送して構わないと言ったのなら別ですが。

個人情報の保護やいわゆる肖像権に配慮する観点から、放送時には画面全体のボカシや、一部モザイクなどの加工処理がなされている場合があります。しかし、それは事後の話であって、無許可撮影が許可撮影に変わるわけではありません。また、生放送では加工処理すらできません。会社をズル休みして遊んでいたらテレビに映ってバレタとか、不倫現場を全国放送されてしまったとかの「不都合な真実」を無許可で撮影される側は自業自得なのでしょうか?

そもそも、誰がどこで何を撮影しようが、原則として自由なのが民主的な自由主義国家です。そのなかで、一定の規制をかけているわけです。例えば、人が通常衣服をつけていない場所や、他人の家の中などは撮影は勿論ですが、見ることもダメです。当事者の許可があって初めて可能になります。

つまり、浜辺の美女であろうが、公衆の面前に公開されている場景を無断で撮影すること自体に違法性はありません。勘違いしている人もいるようですが、テレビ局だから合法なのではないのです。誰がやっても合法なものは合法です。しかし、第四の権力であるマスメディアの特権だと勘違いされるのも仕方ありません。移される側にそのような意識があるためです。それが通報につながることもあり、呼ばれた警察官も撮影者に“協力”を求めざるを得ないでしょう。

テレビ局だから合法なのではない

 

大勢になら見られたいけど少数相手は嫌?

テレビで全国に流されるのは大歓迎だけど、個人の写真・ビデオだけに写されるのは嫌だという人が少なくありません。一方はタレント気分を味わえるけれど、もう一方は個人的趣味の道具みたいで気持ち悪いということでしょうか。その気持ちもわからなくはありませんが、不特定多数に見られるもの気持ち悪いですよ?

オヤジなら誰に見られてもなんとも思わないかも知れません。しかし、国民総カメラマン時代の現在では、単なるカメラ小僧vsマスコミという旧来の構図で盗撮?を語ることはできません。まず、そのマスコミ自体が個人趣味の映像をアテニしているからです。

近年、動画サイトの作品を引っ張ってきた番組進行が当たり前のように増えています。また、一般視聴者からの映像提供を促進する仕組みを作っているテレビ局が少なくありません。それに応えようと、暇さえあればカメラを持って行動している人もいるようです。こうなれば、もはやテレビ局は良いけど個人はダメという被写体側の安易な基準も意味がなくなります。さらに、動画サイトへの投稿で生活するモデルが普及すれば、収拾がつかなくなる事態も危惧されます。

盗撮問題にどう対応するのか

このような時代の盗撮問題にどう対応するのか?
これは教育の問題であり、時代を担う子供を持つオヤジ、社会を背負っているオヤジ世代は、子供たちに考える力を付けさせる義務があると言えるでしょう。このままでは、屋外での撮影がいびつなことになりかねません。

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